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キャンプの恵み

Vol.159 海外のサマーキャンプ事情(ロシア編①)

  • 2019年7月26日
  • (社)日本キャンプ協会
キャンプの恵み159

昨年はアメリカやカナダのサマーキャンプについて、取り上げましたが、今年はぐっと近くなってロシアのサマーキャンプ事情をQ&Aでご紹介していきます。

Q.そもそもロシアでは子どもたちがサマーキャンプに行くことは普通?

A.とても一般的です。ロシア全体で500万人の子どもたちが毎年サマーキャンプに参加しているという調査結果もあります。
これは、夏休み中の子どもたちが、一人での留守番や祖父母の家で過ごすだけでない、キャンプでたくさんの経験をしてほしいという両親の希望の表れでもあります。
そのため、キャンプの種類も、通い型や宿泊型、宿泊型でもテント泊もあれば、宿舎泊も、内容もアカデミックな内容から芸術的な内容、国内、国外…本当にたくさんのものがあります。
そしてもちろん夏以外の季節、秋から春にかけても、日本と同じようにたくさんのキャンプが行われています。

アメリカやカナダの子どもたちと同様に、ロシアの子どもたちも、夏休みはサマーキャンプで過ごすのがとても一般的のようですね。


Q.ロシアのサマーキャンプの一般的な長さは?

A.季節や地域、キャンプによっても違いがありますが、12日~18日間程度の期間で行うサマーキャンプが多いです。
ですが、朝キャンプへ来て、夕方には帰宅する通い型のキャンプもありますし、通い型のキャンプに行く中で、数日は宿泊をするといったことも可能です。とにかくあらゆるのニーズに応えられるキャンプが用意されています。

日本キャンプ協会の調査では、日本の夏休みのキャンプは1泊2日~3泊4日程度の長さが多いという結果が出ています。それと比べると、とても長く感じますね。この長期間というところも、アメリカやカナダと似ています。通い型のキャンプは、日本でいう学童保育などの形態と似ていますね。


Q.宿舎泊?テント泊?どっちが一般的?

A.宿舎泊のキャンプが一般的です。ですが、年々テント泊のキャンプも増えています。
テント泊のキャンプは、宿舎泊のキャンプに比べて、入念な準備と子どもたちの健康面への配慮がキャンプの主催者に求められます。また、多くの親御さんたちは、テント泊よりも宿舎泊のキャンプに安心を感じるようです。


Q.給食?それとも自炊?

A.給食スタイルが一般的です。国が定めた栄養価などの指針に沿ったプロのスタッフによる食事が提供されます。もちろん健康上の問題を抱えるお子さんの状況にも対応していきます。

宿泊スタイルや食事スタイルも、日本と似ているところもありますし、少し違うところもあるようです。特に食事については日本では、自炊のキャンプも数多くありますが、国によっては、法律で給食と決められているところもあるようです。


 次回は、ロシアのキャンプで行う具体的なプログラムについて、ご紹介したいと思います。来週金曜日の公開を予定しています。どうぞお楽しみに!

(まっちゃ)

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