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これだけで30歳で資産5千万円を達成した投資法…SBI証券でクレカ積立

  • 2024年6月24日
  • Business Journal

「Getty Images」より

「30歳で資産5000万円を超えた」との投稿が大きな注目を浴びている。しかも、その資産を増やした手法を事細かに紹介している。しかもこの投資法は、多くの人が簡単に真似できると専門家も太鼓判を押す。

 物価が高騰を続けるなか、思うように収入は増えず、生活が苦しいとの声が散見される。上場企業など一部では給料が増えているとの報道もあるが、中小企業などでは物価高騰に見合うだけの収入増を実現できているケースは多くないようだ。将来を見据えても、年金で暮らしていける保障はなく、自ら老後資金を蓄えておかなければならず、日々の生活を切り詰めて貯金している人も多いだろう。

 だが、日本銀行が利上げしたとはいえ、貯金しても利息は微々たるものでしかない。生活に十分な余力をもたらし、老後も安心できる分の蓄えをするためには、投資が不可欠といえる。

 とはいえ、投資をしても思うように資産を増やせないと悩んでいる人も多いのではないだろうか。そんななか、「30歳で資産5000万円を超えた」という投稿がX上で大きな注目を集めている。投資歴13年という「りくひろ」氏は、その手順を以下のように紹介する。

・SBI証券でNISA口座を開設する
・住信SBIネット銀行の口座を開設する
・定額自動入金サービスを設定する
・三井住友カード(NL)を作る
・家族カードも作る
・S&P500の投資信託を選ぶ
・クレカ積み立て設定する
・余裕があればiDeCo

30歳で資産5,000万超えたけど、やることこれだけ

投資歴13年の完全版

・SBI証券でNISA口座を開設する
・住信SBIネット銀行の口座を開設する
・定額自動入金サービスを設定する
・三井住友カード(NL)を作る
・家族カードも作る
・S&P500の投資信託を選ぶ
・クレカ積み立て設定する…

— りくひろ (@RIKUHIRO7) June 1, 2024

 この手順が最良と考えるに至った経緯を、りくひろ氏に聞いた。

「お金を増やしたいということは学生時代からずっと考えていました。その後、多くの失敗を繰り返し、上記の手順が現時点での最適解と考えるに至りました。多くの方が経験するであろう、騙される、知らない商品に投資して損する、といった道を通ったうえで、現在の資産にまで到達できたということを投稿することで、誰かを勇気づけられたらと思って発信しています」

――多くの失敗を経験したということですが、借金を背負ったようなこともあるのでしょうか。

「借金はないですが、コロナショックの際に資産が半減し、生活費がほぼなくなるような事態になりました。最悪の事態を想定することの大切さを身をもって学びました」

――本業は会社員ということですが、どのようなお仕事をされているのでしょうか。

「数年前に転職したのですが、もともとは日系のメーカーで商品企画など事務方の仕事をしていました。年収は600万円くらいで、その一部を投資に回してきました。事業を起こしたり副業がうまくいったというわけでもなく、投資から得た利益と複利で資産を増やしてきました」

――まさに一般の会社員が参考にできる資産形成といえますね。推奨されている証券会社がSBI証券なのはなぜでしょうか。

「クレジットカードで積み立てをできるという点が一番の理由で、ポイントの還元率が高く、クレカと投資の相性が良いといえます。もともとは楽天証券を使っていましたが、乗り換えました」

――楽天証券からSBI証券に乗り換えた際のきっかけはなんだったのでしょうか。

「楽天証券を使っていた際には“楽天経済圏”でお金を使っていました。しかし、たとえば楽天市場のセールよりもアマゾンのセールほうが安かったりする、といったケースが散見され、楽天経済圏に縛られると、不要にお金を使っていることがあると気づきました。そんななか、SBI証券と三井住友銀行が条件を良くしてきたことで、コンビニやファミレスなど自分の生活をするうえでは楽天よりも汎用性が高いという結論に至りました」

――確かに最近、楽天はポイントの還元率が下がってきていますね。

「感覚的な話ではありますが、楽天のようにポイント還元率が下がってきている企業と、三井住友系のようにVポイントの統合など新しい施策を打ってきている企業を比べると、後者のほうが今後、面白いことをしてくれそう、という期待感が持てます」

――一度特定の経済圏に入ると、その中でポイントを貯めたり使ったりすることに固執しがちですが、定期的に見直すことは必要といえますね。

「そうですね。私の場合、資産の8割以上が米国資産ですが、“米国に預けていれば安心”などと妄信しないようには意識しており、定期的に、客観的に分析する、ということは繰り返しています。最適解というものは、人によって異なりますし、5年前と今でも異なります。そのような視点で見直すことは重要で、一回決めたら終わり、というものではないと思います」

 りくひろ氏の投資法について、ファイナンシャルプランナーの高山一惠氏に意見を聞いた。

「りくひろさんの投資法やポイントは、私たちファイナンシャルプランナーが家計診断をしてアドバイスすることと非常によく似ています。私自身も投資をしますが、りくひろさんの投資法には共感する点が多いと感じます。

 りくひろさんは無理なく投資資金を捻出する方法もいくつか提言していますが、やはり生活を切り詰めすぎて今の生活を楽しめない節約は本末転倒な気がします。普段の生活を適度に楽しむ余裕を持ちつつ、投資資金を捻出するというのは重要なポイントだと思います。

 また、りくひろさんの投資法は再現度が高く、実践した場合、多くの方が資産形成できると思います。とはいえ、誰にでも当てはまるものではないので、自分の収入や生活状況、許容度などを考えたうえでアレンジすることが重要だと思います。

 例えば、投資先はS&P500を推奨されていますが、これは米国株一本なので、世界株式に連動するオルカン(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)にも投資する、といった具合にリスク分散することもありでしょう。また、お子さんがいる家庭では、バランス型投資にしてリスクを減らす方法もあります」

 資産を形成する方法を各家計ごとにアドバイスするファイナンシャルプランナーの目から見ても、りくひろ氏の投資法は多くの方が再現できる可能性が高い優れた手法だと称賛する。これから投資をしてみようと考えている方は、参考にしてみてはいかがだろうか。

(文=Business Journal編集部、協力=りくひろ、協力=高山一惠/ファイナンシャルプランナー)

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