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岩手県分はヤフーでは売り切れ、楽天は明日販売…全国旅行支援、大混乱の原因は?

  • 2022年10月12日
  • Business Journal

全国旅行支援の楽天トラベル特設サイト

 国土交通省観光庁が企画し、各都道府県から委託を受けた大手旅行代理店各社が11日から販売を開始した旅行補助事業「全国旅行支援」。“お得感”から、一時、大手旅行サイトの接続が不安定になるほど大きな反響があった反面、各都道府県や旅行サイトのクーポン販売のタイミングにズレがあり、利用者が困惑する事態となっている。

全国旅行支援とは?

 新型コロナウイルス感染症の拡大で低迷した国内観光事業者の需要喚起をはかるため、運賃や宿泊費など旅行代金の一部を補助する国の制度。10月11日から開始された。観光庁が企画し、事業実施主体は各都道府県で、各旅行代理店などが販売を担当する。対象地域は日本国内で、12月下旬までの予定だ。

 宿泊費など旅行代金の40%(上限あり)を補助する。割引上限額は、宿泊費と各交通機関の交通費をセットにした「交通付旅行商品」で8000円。宿泊費のみの場合などでは5000円まで補助する。これとは別に平日3000円、休日1000円分のクーポン券も配布する。

売り切れているサイトと販売予告をするサイト

 販売開始から一夜明けた12日時点で、Yahoo!トラベル(上記画像参照)は岩手県、宮城県、山形県、新潟県、栃木県、愛媛県、長崎県、宮崎県各県に関し、「予算上限に達した」として全国旅行支援の予約受付を中止した。一方、楽天トラベルでは宮崎、宮城両県の「国内宿泊クーポン」の販売は同様に売り切れで、山形県の販売は12日発売開始予定となっていた。12日午前10時、楽天トラベルでは山形県の「国内宿泊クーポン」の販売が開始されたが、わずか4分後の午前10時4分に「休日利用限定 国内宿泊クーポン」は売り切れた。

 そもそも事業の実施主体が各都道府県のため準備が間に合わず、販売開始日が異なっている事例もある。例えば、東京都の「全国旅行支援 ただいま東京プラス」の販売開始は12日午前10時時点で「令和4年10月20日正午以降」の予定だ。そのため、こうした自治体は旅行サイト上では「販売開始日」が未定となっているケースが多いようだ。

自治体としては「11日販売開始」をお願いしていたが……

 人気観光地を抱える自治体のクーポンであれば売り切れが続出することは想像に難しくない。明確な販売スケジュールがなく、旅行サイトの販売開始日もバラバラだと購入希望者が困惑するのも当然だろう。

 Yahoo!トラベルでは11日に売り切れとなっていた岩手県のクーポンは、楽天トラベル(上記写真参照)では13日販売開始予定となっている。同県にはNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台のひとつともなった中尊寺金色堂(岩手県平泉町、世界遺産)がある。

 岩手県観光・プロモーション室のプロモーション担当は「県は、各旅行サイトさんに予算を配分し、販売をお任せしています。制度上11日に販売開始の予定だったので、県としても各サイトさんにそれに合わせて(販売を開始するよう)準備をお願いしていたのですが、旅行サイトさん側のほうで準備の進み具合に差があったようです。そのため、現状のようになっています」と説明した。

(文=Business Journal編集部)

 

 

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