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老化の原因の8割は紫外線による肌老化?女性の大敵「光老化」の改善法

  • 2018年10月9日
  • 美BEAUTE

光老化とはいったい何?


光老化とはいったい何?

歳をとると顔や肌にシミやシワが多くできてしまいます。また、たるみやイボなども見られるようになります。これは加齢による肌の老化によるものですが、実はそれだけではありません。

太陽の光、とくに紫外線を慢性的に浴びることによる強い影響があるのです。これを「光老化」と呼んでおり、「光老化は8割、自然老化は2割」とも言われています。

たとえば、太ももの内側のように太陽の光が当たっていない身体の部分は、高齢者になっても白くて柔らかいままです。
一方、紫外線にさらされている手や顔などには、放っておくと深いシワができてしまいます。これは光老化の強い影響を示すものだと言えます。

人間の身体は紫外線によって、肌の内部にメラニンが作られます。
肌が正常に新陳代謝(ターンオーバー)できているとメラニンは排出されますが、乾燥などによって新陳代謝の乱れが起こってうまく排出できなくなると、体内に残ってシミやそばかすなどの原因となってしまいます。

さらに女性の場合は、生理前に増える黄体ホルモンの影響で、紫外線感受性を高める作用もあります。生理前や妊娠中は普段より敏感になって日焼けしやすくなり、光老化のリスクも高くなるのです。

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光老化が起こるメカニズム


光老化が起こるメカニズム

太陽の光による肌の老化である光老化。次にどのようなメカニズムで起こるのかを見ていきます。

太陽光線はその波長によって分類されています。波長が長い方が「赤外線」、短い方は「紫外線」と呼ばれています。
光老化に最も影響を与えるのは「紫外線」です。そこで、紫外線についてもう少し詳しく説明しましょう。

紫外線は地球に届く光のなかで、波長が短く、エネルギーが高い太陽光線です。Ultraviolet の略語で「UV」と称されています。

紫外線のなかでも波長の長いものから順に、UV-A波、UV-B波、UV-C波に分けられています。このうち、A波とB波が肌にとどきます。

紫外線の9割を占めると言われるA波は、肌に急激な障害を与える力は弱いのですが、蓄積的なダメージを与えます。そして、肌の奥にある真皮にまでとどいて、活性酸素を作り出します。肌のハリや弾力を失わせてシワやたるみなど肌の老化の原因となっています。

これに対して、B波は紫外線の1割とその量は少ないものの、肌への影響が強く、短時間で肌が赤くなる「サンバーン」や、数日後にメラニン色素が沈着して肌を黒くする「サンタン」を引き起こす強い影響力があります。A波より波長の短いB波ですが、炎症やシミの原因となって肌表面の表皮細胞や遺伝子などに傷をつけてしまうとも言われています。

ブルーライトも影響する!光老化が起こる原因


ブルーライトも影響する!光老化が起こる原因

この頃はテレビの画面が液晶になったり、蛍光灯がLED照明になったりしていますよね。今ではパソコンやスマホにもこれらが使われるようになり、「ブルーライト」のことが知られるようになりました。

青系の色はエネルギーも高く、目によくない影響を与えていることは眼科などですでに指摘されていて、ブルーライトを遮断するメガネなどをかけることが奨励されていますね。

また、夜中にブルーライトを見ていると、体内時計を刺激して朝だと錯覚させてしまい、メラトニンというホルモンを分泌するスイッチが入って睡眠が乱れることもわかってきています。

そんなブルーライトですが、光老化にも影響をすることが知られてきました。紫外線よりも波長が長いので、肌の真皮の深いところまで光がとどいて、肌のくすみなどの原因になっていることもわかってきました。

光老化と自然老化の違い


光老化と自然老化の違い

先ほどお話ししたように、ふだん太陽の光に触れることがない太ももの内側と、よく日光を浴びている手の甲を比べてみましょう。年をとっても、日光にさらされてこなかった太もものほうは若いころのようにツルツルしているのに、手の甲の肌は年をとるにつれて、きっとシワやたるみが多くなっていることでしょう。

加齢によっても自然と肌に老化は起こりますが、紫外線によって引き起こされる「光老化」とは質の違ったものです。

光老化の特徴を自然老化と比べてみると、見た目はごわごわして深いシミやシワが見られること、肌のきめがかなり粗くなること、表皮の角質層の厚さが不均一になること、紫外線によって作られて肌に蓄積されるメラノサイトが増加すること、真皮のコラーゲンの繊維束の太さが変化することなどがわかっています。

光老化は、紫外線を浴びた時間と強さに比例すると言われますから、手や顔のように露出度が高いところほど、光老化の影響も強くなります。ブルーライトやUV-B波のように短時間で「サンバーン」や「サンタン」を作ることはなくても、徐々に時間をかけて肌に老化の影響を及ぼしてしまうから要注意ですね。

光老化は改善できる?光老化の対策や回復法


光老化は改善できる?光老化の対策や回復法

すでにダメージを受けてしまっても、ある程度は元に戻せるとも言われています。

日常的に紫外線対策を!


紫外線を防御することで光老化を予防することができます。

1.紫外線の強い時間帯を避ける(とくに紫外線の強いのは午前10時から午後2時ごろ)
2.日陰を利用する
3.日傘を使ったり帽子をかぶったりする
4.袖や襟のついた衣服で身体を覆う
5.サングラスをかける
6.日焼け止めを上手に使う
(参考:環境省「紫外線環境保全マニュアル2015」)

晴れだけでなく、曇りや雨のときにも紫外線は届いていますから、対策は行いましょう。

季節ごとに気をつけたいこと


四季それぞれにも対策が必要です。

春:乾燥や花粉などで肌が敏感です。優しく洗顔するなどトラブルに注意しましょう。

夏:徹底的な紫外線対策が必要です。日焼け止めも使用しましょう。

秋:夏の影響で疲れている秋の肌、乾燥も始まるので保湿も大切です。また、暑さも残るので外出時などは紫外線対策をしっかりと!

冬:室内の乾燥に注意しましょう。また、スキーや高山などに行くと紫外線が強く、雪面は反射率も高いので、冬のレジャーにも紫外線対策は必須です。

日焼け止めはどう使い分ける?


紫外線対策には日焼け止め(サンスクリーン剤)が有効です。日焼け止めの指標には「SPF」と「PA」があります。

おもにUV-A波が影響するシワやたるみを防ぐのが「PA:プロテクショングレイドオブUVA」で、最大「++++」まで4段階の+マークで防御効果が示されています。

また、UV-B波が影響するサンバーン(炎症による赤化)を防ぐのが「SPF:サンプロテクションファクター」で、1〜50+までの炎症防止時間を示しています。たとえば、B波を浴びて10分で赤くなる人の場合、SPF15だと、塗らないときと比べて15倍、赤くなる時間を延ばせる効果を示しています。

どちらも数値が高くなると予防効果は高くなりますが、同時に肌への刺激も強くなるので、一般的には次のようにシーンによって使い分けられます。

・日常生活:SPF15・PA+

・屋外でのスポーツやレジャー:SPF15~30・PA+++

・炎天下やマリンスポーツ:SPF30〜50+・PA+++

皮膚1㎠あたりに2mg(500円玉サイズ)を塗る必要がありますが、実際には半分くらいしか使っていない人が多いという結果も出ています。

さらに、海やプール、汗をよくかくような場合には防水性や耐水性をもった製品を選ぶこともよいでしょう。

反対に、アレルギーや敏感肌ならば、ノンケミカルな日焼け止めを選ぶことも必要になるでしょう。

日焼け止めにはクリームやジェルなどさまざまなタイプがありますね。ジェルはしっかりと塗れますし、持ちもよいタイプです。クリームや乳液は保湿効果が高いものが多く、乾燥肌の人などに向いているでしょう。スプレーやパウダーは手軽で、補助的に使うと塗布量の不足を防げます。

ただし専門医によると、最近とくに女性に注目されている「飲むタイプ(サプリ)」の紫外線対策は、塗り残しはなくても科学的に効果が確かめられていないものもあるので気をつける必要があるそうです。

まとめ


光老化は紫外線を遮断することで予防することができます。紫外線対策やスキンケアを丁寧に行うことで、たるみやシワもある程度回復できます。肌荒れなどの症状がひどければ皮膚科を受診する必要がありますが、そうでなければ、こまめに紫外線対策やスキンケアをして肌の潤いを取り戻しましょう。



<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお かおるこ)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン

<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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