みなさん、こんにちは。
気温も暖かくなり、気持ちの良い季節になりましたね。
さて、今回ご紹介させていただくのは、わが家の定番、炊飯器でまとめて炊く“体質改善スープ”です。
スープというと煮込まなければならず、”時間がかかる”、”面倒”というイメージがありますが、あらかじめベースとなる野菜スープの素を仕込んでおけば、忙しい毎日でも、すぐに美味しいスープがいただけます。
作り方は材料を刻んで、炊飯器に入れるだけ。1回で5回分の野菜スープの素が出来上がってしまいます。
2ステップだから、時間も手間もかからず苦になりません。
こうして、うまみと栄養分を含んだベースの野菜スープを作っておけば、その日の体調や好みに合わせて、お肉や野菜、調味料を加えたり、アレンジも自在です。
何より簡単に作れるから続けられる、野菜がたっぷりとれるから体質改善に最適。
よかったら作ってみてくださいね。
■材料(5回分)
・キャベツ 1/2個(450g)……1.5㎝の粗切り
・玉ねぎ 大1個(450g)……皮をむき1.5㎝の粗
・にんじん 3本(450g) ……1.5㎝の角切り
・塩 小さじ1/2
・しょうがチューブ、にんにくチューブ(あれば) 各1㎝
・水 50~100ml
■作り方
① キャベツ、玉ねぎ、にんじんを1.5㎝の粗切りにし、同じぐらいの大きさにする。
② 炊飯器に①とその他の材料を全て入れて、白米の普通モードで炊く。炊き上がったら野菜スープの素が出来上がり。
③ 野菜スープの素を器に入れて、好みのスープで味付けをする。
<野菜スープの素を使った”洋風味噌スープ”アレンジ>
ハワイのレストランで衝撃を受けた味噌スープ。味噌汁の概念が変わった1杯。
■材料(1人分)
・プチトマト 1個……輪切り
・味噌 大さじ1
・にんにくチューブ、バター 少々
・好みでかつおぶし 適量
■作り方
① 器にトマト、野菜スープの素1杯分、味噌とにんにく、バターを入れて熱湯150mlを注ぐ。
② 調味料をしっかりとお湯に溶かし、お好みでかつおぶしをかければ完成。
トマトを軽くつぶしながら食べると、とっても美味しいです。
最後に、今回のスープに使った3つの食材の栄養をご紹介します。ちょっとした食べ方のポイントもお教えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
☆キャベツ
キャベツは淡色野菜ですが、緑黄色野菜レベルの栄養を含みます。特に抗酸化作用が強く免疫力を高めるのが特徴です。
ビタミンCは風邪の予防や疲労回復、肌荒れに効果があり、ビタミンUは”キャベジン”と呼ばれ、胃腸を活性化や保護に役立ちます。
揚げ物にキャベツの組み合わせは、キャベツと一緒に食べることで脂による胸やけを助ける作用があります。
☆にんじん
緑黄色野菜を代表する野菜、にんじんはβ―カロテンを多く含みます。β―カロテンには抗酸化作用があり、免疫力を高めます。水溶性食物繊維のペクチンはスープで効率よく吸収することができます。
栄養素は皮のすぐ内側に多いので、皮のまま調理したほうが、栄養をたくさん摂取できます。
☆たまねぎ
たまねぎは、辛味の成分、硫化アリルを豊富に含みます。硫化アリルは血液をサラサラにし、コレステロールの代謝を高めるほか、生活習慣病の予防に効果的。さらに硫化アリルは、イライラや疲労回復によいビタミンB1と結合してビタミンB1の吸収を高める作用があります。
フードエッセイスト/藤井香江