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「金持ち」よりも強い!現代における最強の人物とは

  • 2018年8月9日
  • All About

■現代における最強の人物とは
私たちが暮らしている日本で、「最強の人物」とはどんな人でしょうか。思いつくのは、権力を持っている人、お金を持っている人、格闘術が得意な人などでしょう。思いつく能力はさまざまだと思いますが、私は「メンタルが強い人」が最強だと考えています。メンタルが強いことで得られるメリットとは次のようなことが挙げられます。

メンタルが強ければ、学校や職場でいじめにあっても気にしない。
上司や取引先に怒られても気にしない。
営業で断られても気にしない。
昇進や昇格しなくても気にしない。
貯金が少なくてもボーナスがもらえなくても気にしない。
ネットで炎上しても、近所でうわさ話をされても気にしない。
他人の目が気にならない。
他人に何を言われても気にしない。
どう思われるかも気にならない。
いつもへっちゃら。
だから心配事がない。
だからストレスが溜まらない。
心が平穏。
毎日が楽しい……。

ちょっと極端かもしれませんが、なんとなく理解していただけるのではないでしょうか。

こうしたことだけではありません。たとえば、「消費税が上がった。家計を圧迫するから大変だ!」と周りの人が言ったとしても、「自分は別にそんなにたくさんのモノは買わないし」と考えるならば、特に大きな問題ではなくなります。あるいは、「消費税がかからない個人間売買ビジネスを手がけよう」と考えれば、むしろ利益のチャンスになるでしょう。

「ビジネスなんて失敗したらどうするんだ!」と周囲が騒いだとしても、「スポーツと同じで試行錯誤するのは当たり前じゃん」と捉えれば、怖気づくようなことでもない。問題が問題でなくなれば、問題の数自体が減り、問題解決にあたらなくてよくなる。心配事が減れば、それに費やす時間も気力も奪われずに済む。すると、「本当に重要な課題だけ」にフォーカスできるようになります。

何が起こっても誰から何かされても言われても対応できる、他人の都合に振り回されない、泰然自若としていられるならば、この不透明・不安定な時代であっても「颯爽と駆け抜けられる」はず。中東諸国などのように紛争が絶えず秩序のない世界であれば、武器や格闘術、頑強な隠れ家を持っていることが生きるうえで重要かもしれません。しかし、世界の中でもトップクラスの法治国家である日本で生きる私たちにとっては、むしろメンタルの強さこそ生きる強さを決定づける要因の一つではないでしょうか。

自殺をするのも、ビビって行動できないのも、あきらめるのも、落ち込んで暗い気分になるのも、人間関係で悩むのも、学校や会社に行きたくないのも、すべては心の状態、つまりメンタルが決めていることです。そのメンタルの強さを形成するのが、「捨てる力」だと考えています。

■捨てた分だけ得られるものがある
私たちは、たくさんのものを持ち、それらを捨てられずに生きています。お金、家、車、洋服、といったモノだけではなく、学歴や資格、職業、肩書などもそうですし、家族や友人、人脈も持っているもののひとつです。また、そうした目に見えるものだけではありません。他人からのイメージや信用などの評価、センスやスキル、判断力といった能力、好奇心、誇り、自信といった、自分の人生の中で培ってきた感情や感覚も持っています。

さらに、常識や価値観も、私たちが何十年にもわたって身につけてきたものです。子供はこうあるべき、大人はこうあるべき、男はこうあるべき、女はこうあるべき、上司はこうあるべき、会社はこうあるべき、政府はこうあるべき……。それが常識だ。当たり前だろう。みんなそうしている。世の中はそういうものだ。そんなことは許されない。やってはいけない。これらは、私たちの人生を形成する大事な資産であると同時に、時に負債になることがあります。

しかし、たとえば「不安」、「恥ずかしい」といった感情を捨てることができれば、躊躇なくいろんなことにチャレンジできるようになります。嫉妬や怒りの感情を捨てることができれば、毎日が平穏で心豊かに過ごすことができます。見栄などのプライド、他人からどう思われるか、などの発想を捨てることができれば、マイペースで自分らしく生きることができます。

もしあなたが今の状態に不満があるとしたら、何か間違ったものを持っている可能性があります。そしてそれは、たいていの場合、「考え方」や「習慣」です。つまり本来、資産として私たちを幸福にしてくれるはずの頭脳が、負債としてあなたの人生の足を引っ張っているのです。

たとえば人間関係で悩む人。それは、他人から良く思われたい、優秀に見られたい、いい人でありたいという見栄を捨てられないから。でもそれが、自分の精神を蝕むことがあります。世間体を気にして、自分らしく振る舞えない。失敗したら格好悪いという感情を捨てられないから挑戦できない。自分の子供が一流校に行けないと恥ずかしい、という感情を捨てられないから過剰な干渉をしてしまう。

自分はダサくない、それなりの人間だと思われたいという感情を捨てられないから、ブランドエリアに住む。つねに新しい服やバッグを買う。高級車を買う。他人からの目を捨てられないから、高級レストランに行っては写真を撮り、イベントに参加しては写真を撮り、それをフェイスブックにアップしてリア充ぶりをアピールする。でも、そんな感情に縛られた生き方って疲れないでしょうか。

また、せっかくのチャンスを自らの手で潰してしまうこともあります。自分の考え方にしがみつき、他人の価値観を受け入れられない。だから新しい発想ができない。自分がバージョンアップしない。

プライドが邪魔して、他人の挑戦や成功を称えられない。目下の人間に教えを請うことができない。自分から歩み寄ることができない。「あいつムカつく」「イライラする」という感情も、自分の価値観が正しいと思い込んでいるからです。だから自分とは違う他人にガマンができない。怒りっぽい人、頑固な人、感情の起伏が激しい人は、自分の考え方にしがみついているからです。しかし、怒りの感情は不愉快なだけで、楽しくもなんともありません。

いろんな固定観念や執着を持ちすぎていて、心が重くなっている。それなら、自分にとってマイナスとなる荷物は思い切って捨ててしまうことです。家の中にモノがたくさんあると、新しいモノを入れるスペースがありませんが、古いモノ、使えないモノを捨てると、新しいモノが入るスペースが生まれます。思考も同じく、古いもの、役に立たないもの、自分を縛るものを捨てることで、新しいものの見方や考え方を取り入れることができます。

■選ぶとは捨てること、捨てるとは選ぶこと
何かを選ぶとは、それ以外の選択肢を捨てることです。たとえばプロ野球選手を目指すなら、プロサッカー選手やプロバスケットボール選手になるという道を捨てることになります。つまり捨てるとは、自分にとってより重要なものを選ぶということに他なりません。

人生も同じく、24時間をどう使うかは、選ぶ、つまり捨てることの連続です。たとえば誰かと1時間話をすれば、別のことをする時間が1時間減ってしまいます。今日あなたがテレビを1時間見れば、その1時間を使ってできたであろう別のことはできなくなります。私たちがいま、今日、明日、何をするかという選択は、同時に「何をしないかを選んでいる」。つまり他のことを捨てるということです。

さらに、捨てるとは、より価値が高いものを見出すという行為であるとも言えます。たとえば複数の異性から同時にプロポーズされたとしても、結婚する一人を除いて全員を捨てることになります。つまり自分が本当に大切にしたい一人を見極めようとする行為です。クローゼットで一杯になっている服をばっさり捨てるというのは、自分に自信が持てる服、異性とのデートや大事な仕事の場面で着たい勝負服、リラックスできる部屋着など、本当に自分にとって価値があるものを見極める行為です。

それ以外でも、数多くの情報、職業、人脈、時間の使い方の中で、自分にとって何がもっとも価値があるのか。自分が大切にしたい価値観、考え方、良識、道徳観は何か。そういった選択が自分の人生を形成しています。今の自分の状況は、これまで何を捨て、何を選んできたかの積み重ねです。ということは、今後自分が「何を捨てるか」によって、自らの未来が決まっていくと言えるでしょう。

参考)「1つずつ自分を変えていく 捨てるべき40の悪い習慣」(日本実業出版社)

午堂 登紀雄(マネーガイド)

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