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一緒にいると苦痛…愛が冷めたから離婚はアリ?

  • 2018年7月11日
  • All About

■夫婦で一緒にいるのが地味に苦痛、でも離婚するほどかはわからないパターン
「恋愛は3年、結婚は4年で愛情が冷める」という説を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。もちろん、長い間ずっとラブラブな関係を続けるカップルや夫婦もいますが、多くの場合、付き合っている時間が長くなる分、マンネリ化した関係に悩むもの。

夫婦であれば、「これと言って離婚する理由もないけれど、そこに愛情があるかといえば、ちょっと疑問かも……」というケースも少なくないでしょう。

■急増する相談「パートナーへの愛情が冷めた……」
実際、「夫への愛情が冷めたから離婚すべきか迷っている」「妻に恋愛感情を持てないから別れたい」という夫婦の悩みもよく聞きます。

妻からの相談の多くは、「夫に対する愛情が冷めた。このまま女として終わってしまうのかと思うと切ない。今、離婚すればもう一度新しい人生をやり直せるのではないか」「今は家族としてやっているけれど、ラブラブな夫婦とはほど遠い。子どもが独立して夫婦2人きりの生活になるのが不安」というものです。

総じて、「夫は家族。恋をする対象ではなくなった」という声が多く、なかには「一緒にいるのが苦痛になった」という人もいるようです。

夫からの相談の多くは、「自分を愛してくれていない妻のために、なぜ働かなくてはならないのか。だったら、離婚して新しい妻と愛情のある関係を築きたい」「妻を女として見ることができなくなった。だからといって、セックスレスなままでは男として満足できない」というもの。結婚前の付き合っていた頃のように、妻が自分のことをかまってくれなくなってしまったことに対する残念な気持ちもあるようです。

■「良い離婚」と「ダメな離婚」の差はココ!
大前提として、離婚はしないに越したことはありません。もちろん、繰り返す浮気や不倫、DVといった改善できない理由がある場合は例外です。ただ、多くの場合、離婚は自分自身が莫大なエネルギーを消耗するだけではなく、周りにも傷つく人が出てきてしまうものです。

とはいえ、人は誰一人として同じ人生を歩むことはありません。その人にとって「離婚」という選択をしたことで幸せになれる場合があるのは事実。しっかり考えて決断をした結果が離婚であれば、それはそれで尊重すべきことでしょう。

そのうえで、離婚には「良い離婚」と「ダメな離婚」があることを知っておいてほしいと思います。

たとえば、離婚後の人生を後悔するのは「ダメな離婚」。元夫や環境だけのせいにして、いつまでも前に進もうとしないのは悲しいし、もったいないことです。反対に、「あのときの離婚があったから、今の幸せがある」と思えるような人生に自分自身がデザインしていくのは「良い離婚」。離婚が幸せな人生に変わるきっかけになれば最高でしょう。

その点、「愛情が冷めたから離婚する」というのは、人によって「良い離婚」にも「ダメな離婚」にも転がる可能性のある、グレーなものです。

「愛情が冷めたから離婚する」場合、なにもせずそのまま諦めて離婚にいたるのは「ダメな離婚」です。なぜなら、次に別の人を好きになったとしても、また同じように年月がたてば愛情は冷め、そして別れることを繰り返すはずだからです。

一方、同じように「愛情が冷めたから離婚する」場合でも、冷めた愛情を取り戻すような努力をした末での離婚なら「良い離婚」と言えます。次に恋愛や再婚をしたときに、「あのときにああなってしまったから、今度はこうしよう」と反省点をいかすことができるからです。

つまり、どういう理由で離婚をしたとしても、その後の自分の成長につなげられれば「良い離婚」ということになるのです。

■愛情が冷めた夫婦が一転、夫婦仲が改善したケース
R子さんは、結婚して9年。この春、小学校に上がる子どもがいます。彼女が相談に訪れたときは、「子どもが生まれてから、夫への愛情が急速に冷めていき、同じベッドで寝るのもイヤになりました」と、嫌悪感もあらわに語っていたました。

とはいえ、「子どものためにも離婚は避けたい」ということで、試しに努力した方法が功を奏しました。今ではあたたかい気持ちで夫のことを思いやれるくらいにまで、関係が改善してきたと言います。

R子さんが実践したのは、「形だけでも夫に甘える」ということです。「あそこにあるグラス、取ってもらえる?」と高いところに収納した食器を取ってもらうようにお願いしたり、「帰りにコンビニでアイスを買ってきてもらえるとうれしいな」と頼んだり、夫が簡単にできそうな用事だけをこまめに依頼することを試みました。

すると、夫は「なんだかんだ言っても、結局、オレがいないとダメなんだな」と解釈するようになり、これまでの「邪魔な存在でしかない夫」から「役に立つ、頼れる夫」として新しいポジションを形成することになったのでした。

「まだまだラブラブな関係とは言えませんが、以前ほど夫に対する嫌悪感はなくなりました。家族としてなら『こんな感じもアリかな』と思えるので、ストレスもたまりません」と笑うR子さんでした。

■「仲良し夫婦」に戻った夫婦に共通するコミュニケーション3つのコツ
R子さん夫婦のほかにも、冷めていた夫婦仲が改善した夫婦が実践していたコミュニケーションのコツがあります。たとえば、次の3つの方法です。

■1:相手に頼らず、自分から提案する
相手に期待することが多くなると、思ったとおりにいかないことでイライラする機会が増えるもの。相手への気持ちも余計に冷めることにつながります。そこで、小さなことでも自分から提案するようにします。

「今夜はお鍋にしようよ」「今度のお休みに温泉に行ってみない?」「お義父さんへの誕生日プレゼント、どっちがいいと思う?」というように、自分の軸で動くようになると、相手へのストレスは軽減できるかもしれません。

■2:家事を丁寧にする
いつも手抜きをしがちだった料理や掃除など家事全般を丁寧にすることで、「やっぱりこの妻と結婚してよかったな」と、相手の心に響くこともあります。たとえば、できあいのお惣菜が置かれた食卓より、凝ったメニューがずらりと並んだテーブルのほうが、相手も自分への思いやりを感じるもの。「こんなにしてくれるなら、オレだって頑張らないと」と思うものです。

■3:一緒に過ごす時間を増やす
一緒にいるのが苦痛だからと言って、接する時間を短くしようとすると、さらにイライラすることになるのが人間の心理。苦手意識をなくすなら、あえて一緒にいる時間を増やすのも効果があります。そのためには、共通の趣味を持つのもおすすめです。趣味を通じて本音を話せるようになることもあれば、仲間として新しい関係を築くきっかけになることもあるのです。

このように関係を改善する努力をしているうちに、「離婚するほどイヤな相手ではないな」と気がつくことができれば、家族としてうまくやっていくこともできるはず。愛情は冷めたように見えても、別の形で取り戻すことは、いつからでもできるのです。

岡野 あつこ

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