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「騒音」 Q&A解説

読み:
そうおん
英名:
Noise
  • Q: 自動車騒音を防止するには?
    道路の整備によって自動車騒音をある程度防止できるという。最近注目されている方法は?

    A: 工場、事業所、建設現場、自動車、航空機などから発生する音が原因となって起きる公害騒音だ。自動車騒音は、基本的に1) エンジン音、2) タイヤ音、3) 風切り音などが原因になると言われている。このうちタイヤ音は、タイヤの溝と舗装面の間にはさまれた空気の逃げ道がないために、空気の圧縮音や膨張音が発生して騒音につながるもの。そこで、最近注目されているのが透水性舗装だ。本来は、道路をすき間の多い素材で舗装することにより、道路上に降った雨水を地中に浸透させるものだが、走行時の騒音低減にもつながることから「低騒音舗装」とも呼ばれている。自動車騒音を防止するには、自動車の構造など単体の改善や、走行状態の改善、交通量の抑制、道路機能の分化など、総合的な対策が必要だ。

  • Q: 低周波音とは?
    低周波による騒音が社会問題化しているが、どういうことなのだろうか?

    A: 騒音は、身のまわりのさまざまな音のうち、好ましくない音や迷惑な音のことだ。どんな音を騒音と感じるかについては個人差があるが、一般的に人間の耳に聞こえる音は、周波数が20ヘルツから2万ヘルツ程度までで、20ヘルツ以下の音波を超低周波音という。ちなみに2万ヘルツ以上の音波は超音波と呼ばれる。低周波音とは、聴こえはするが音としてはっきりと知覚されない領域の音波のことだ。周波数に関する明確な定義はないが、環境省ではおおむね、1ヘルツから100ヘルツまでの音波を低周波音としている。低周波音は扉をがたつかせるといった物理的影響や、睡眠不足やイライラ、吐き気などの心理的・生理的影響を及ぼすことがあり、環境省では音波によって引き起こされる障害であることから低周波騒音と名づけている。低周波音の原因には、1) 送風機、2) バス、トラックなどのディーゼル機関、3) 風車、4) コンベア、5) ボイラー、6) ポンプ、7) ジェットエンジン、8) 鉄道トンネル、9) 変圧器などがある。環境省は、2000年に自治体向けの低周波音測定マニュアルを配布。低周波音の発生源を特定し、その対策を検討するようにうながした。

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