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「グリーン物流」 Q&A解説

読み:
ぐりーんぶつりゅう
英名:
Green Logistics
  • Q: グリーン物流は輸配送だけの取り組みなの?
    グリーン物流について、輸配送そのもの以外でどんな取り組みがあるのだろうか?

    A: 環境にやさしい物流であるグリーン物流は、企業のコスト削減にもつながるため、取り組む企業が増えている。グリーン物流には、CO2などの温室効果ガスの削減のほか、硫黄酸化物(SOx)などの大気汚染物質の低減なども含まれる。企業の社会的責任(CSR)の見地からみると、単に物を運ぶだけではなく、ISOの取得などの組織面での対応や、安全運転や環境に関するなどの人材育成、3R推進など事業所内での取り組み、地域社会との共生なども含まれる。たとえば、(社)全日本トラック協会では、2003年から地球温暖化防止を主な目的に森林の保護育成を図る「トラックの森事業」を行っている。また、ある大手運輸事業者では、研修において定期的なエコドライブ教育を実施している。さらに、荷主企業による商品の小形化やグリーン調達の実施、金融機関によるグリーン物流を行う企業への低利融資なども、広い意味でのグリーン物流だ。

  • Q: グリーン物流パートナーシップ推進事業って何?
    「グリーン物流パートナーシップ推進事業」とは、どんな仕組みなのだろうか?

    A: 環境負荷の少ない物流システムである「グリーン物流」には、共同輸配送、モーダルシフト、デジタル式タコグラフの導入、輸配送システムの構築など、さまざまな手法がある。グリーン物流を推進するために発足したグリーン物流パートナーシップ会議では、荷主企業と物流事業者が協働してCO2の排出量を削減する取り組みに関するプロジェクトの提案を募集している。これが「グリーン物流パートナーシップ推進事業」で、1) ソフト支援事業と2) 普及事業がある。ソフト支援事業は、荷主と物流事業者のパートナーシップ構築のための問題点や対応策を調査するものだ。また、普及事業では、必要な機器や設備の導入に関する補助金が交付される(補助率1/3)。かつてモデル事業もあったが終了した。提案内容は同会議で審査、決定され、選ばれた企業は、それぞれ次の主体による支援や補助を受けられる仕組みだ。1) ソフト支援事業:(財)省エネルギーセンターの「物流等省エネルギー対策導入指導事業」2) 普及事業:(独法)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「エネルギー使用合理化事業者支援事業」。

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