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「グリーンIT」 Q&A解説

読み:
ぐりーんあいてぃ
英名:
Green IT
  • Q: ITによる消費電力量はどれくらい?
    IT機器の使用に伴う国内外の消費電力量はどれくらいに達するのだろうか?

    A: IT社会の本格化に伴い、IT機器やシステムを動かすための電力需要も増え、国内では消費電力量が470億kWh(2006年)から、2025年には約5倍の2400億kWhにまで増大するとみられている。これは、日本全体の総発電量のおよそ2割にあたる。また、世界全体では経済発展が著しい中国やインドなどの急速なIT化に伴い、2006年の4900億kWhから、2025年には約9倍の4兆6000億kWhになると推計され、日本を上回るスピードで消費電力が増加すると予測されている。こうした中、IT機器の消費電力を節減したり熱量を抑えたりして、省エネ二酸化炭素(CO2)の排出削減などを図るグリーンITに取り組む企業が増えている。グリーンITの推進により、国内では電力換算で2025年に4200億kWhの省エネ効果が見込まれている。

  • Q: グーグルなどによる取り組みの内容は?
    グーグルとインテルが始めたイニシアティブの内容と目標を教えてほしい。

    A: 「クライメート・セイバーズコンピューティング・イニシアティブ」は、米大手検索サイトのグーグルとインテルによって2007年につくられた非営利組織だ。コンピューターの電力効率改善や非動作時のコンピューターの消費電力削減など、グリーンITの開発、導入、利用を推進などを目標としており、電力会社や一般企業、一般消費者やNGO/NPOなどが参加している。具体的な目標として、コンピューターの利用によって発生するCO2の排出量を、2010年までに地球全体で年間5400万t削減することを目指す。この数字は自動車なら1100万台、石炭火力発電所なら20基の年間排出量に相当する。また、参加メンバーを増やすことによって2010年までにコンピューターによる電力消費量を半減し、全体で55億ドル(約5500億円)の電力コスト削減効果をメンバーにもたらすとしている。

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