A: 環境産業の雇用規模は年々拡大している。環境省の推計によると、2011年は約227万人で前年より約2万人増加した。最も多いのは廃棄物処理・リサイクル分野の約129万人で、これに自然環境保全の約53万人、地球温暖化対策の約30万人、環境汚染防止の約15万人が続く。環境関連装置や汚染防止用資材の製造・販売や、排水処理など各種サービス提供部門における増加の幅が大きい。
A: 環境やCSRに力を入れている企業が、こうした活動に取り組んだ実績のある学生に関心をもつのは当然のことだろう。NPO法人エコ・リーグ(全国青年環境連盟)は、地球温暖化対策などの環境活動に取り組む大学を表彰する「エコ大学ランキング」をおこなっている。2012年の第4回では、日本工業大学が第1位、フェリス女学院大学が第2位、東京大学が第3位をそれぞれ受賞した。