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「ライフサイクル・アセスメント(LCA)」 Q&A解説

読み:
らいふさいくるあせすめんと
英名:
Life Cycle Assessment
  • Q: LCAの信頼度は?
    LCAの手法はどこまで信頼できるのだろうか。

    A: 国内外で広く普及しているとはいえ、LCAによる評価はまだ発展途上といわれている。ある製品のライフサイクルは一般的に多くの複雑なプロセスの組み合わせからなっているので、誰もが信頼し、納得するデータを整備し、評価の手法を確立するのはなかなか難しい。たとえば、排出された数トンのCO2と数キロの有害物質のどちらがより環境に影響を与えるのかという比較の問題や、評価の前提になる技術革新や交通システムの変化などをどう組み入れるかなど、さまざまな問題がある。LCAを信頼性のある環境評価として定着するために、実務の場で活用しながらデータを集め、評価を行う取り組みが進められている。

  • Q: LCAとエコラベルとの関係は?
    LCAに関連したタイプ3環境ラベルとは何だろう。

    A: 環境ラベル(エコラベル)は、消費者が環境にかかる負担の少ない製品やサービスを選ぶときの目安となるツールとなるものだ。国際標準化機構(ISO)では、このエコラベルについて運用ルールなどを定めて3つタイプに分類している。このうちタイプ3は、製品をつくるにあたって、資源の採取から材料・部品、生産、使用、リサイクル・廃棄にいたる一連の流れを通じて環境に及ぼす影響を定量的に示したもので、LCAの手法が取り入れられている。わが国では2002年に(社)産業環境管理協会が「エコリーフ」というプログラムを導入し、企業による登録や開示が行われている。

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