A: 環境省の調査結果によると、国等の機関による特定調達品目の調達実績は、ほとんどの品目(177品目)で95%以上という高い水準になっている。2009年度におけるグリーン購入による二酸化炭素(CO2)の排出削減量は約16万1000tで、これは一般家庭から1年間に排出されるCO2量の約7万8000人分に相当する。
A: たとえばイギリスでは2003年11月より、中央政府の各省庁がモノやサービスを購入する際の環境基準を導入した。2004年10月にはさらに強化され、各省のグリーン購入方針を2005年12月1日までに策定し、これを調達業務に組み込み、進捗状況の測定・報告のためのメカニズムを構築することが定められた。また欧州委員会は、2004年に「グリーン公共調達に関するハンドブック」を策定。オランダでは、2010年までに、政府調達の少なくとも半分を、持続可能性に配慮したものにすべきだという方針が打ち出された。