大工と三人の弟子の巻
むかしむかし――――
年老いた大工屋のおじいさんが巨木の下で涙を落としました。
からだがおとろえ、あととりを考えなくてはなりません。
おじいさんには三人の弟子がいましたが、腕前はみんな同じくらい。
あらわれたボノロンは、弟子を決めるために、おじいさんに病気のふりをするよう言います。そして、意外な方法を試してみるのでした…。
よみきかせ役 羽佐間道夫さんにインタビュー
羽佐間道夫さん
日本の声優界を代表する重鎮のひとり。コメディからシリアスまでさまざまな役をこなし、シルヴェスター・スタローンなど洋画の吹き替えやアニメ、ナレーションなど出演作は多岐に渡っています。
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ボノロン
タスムンの森に住む、森の戦士。困っている人が巨木に落とした涙は木の根をつたって、ボノロンのもとに届きます。するとボノロンは地上にやってきて、問題をいっしょに解決してくれます。
ゴン
むかし、ボノロンに助けられてからずっといっしょ。ボノロンの一番の友だちです。人間の言葉が分かり、声まねが得意な犬。ちょっとおっちょこちょいだけど、とても優しい心の持ち主です。
おじいさん
年老いた大工屋のとうりょう。あととりをだれにするか悩んでいます。
第102弾 豊口めぐみさん
やまびこの約束の巻
むかしむかし――――
年老いた医者のカイが巨木に涙をおとします。からだのおとろえを感じ、引退を考えていました。医者としていっしょうけんめい働いてきたカイ。ただひとつ心残りがあります。それは「妹メイの病気をなおす」という約束を守れなかったことでした…。
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