サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

チョウツノゼミ Choucentrus sinensis

チョウツノゼミ Choucentrus sinensis
2016年10月20日

 1cmほどもあるとても格好良い大型のツノゼミで、多分 Choucentrus sinensis。中国語で周氏角蝉となっていたのでチョウツノゼミとした。ちなみに周氏はラテン語表記でChouで、この族の命名者の一人、種や属の命名者はYuanなので、発見者の名ではないかと思う
 チェンマイ県高地での撮影で、今年の春にチェンマイのドイステープで教えて頂いた食草が別の場所にもあったので探してみたら1本だけにいくつかのこのツノゼミを発見。ツノゼミはアリ目当てに探すと良いが、この成虫にはアリが来ないようで、こうした種を見つけるのは好む草や木が目標となる。
 TG-4にFD-1の組み合わせで深度合成。野外での使いやすさはマクロレンズでの撮影をはるかに越えると思う。ただし、FD-1を使用するとISO100固定になるので、シャッター速度は1/100程度になる。手ぶれには十分注意することが重要。
 コンパクトカメラが消えゆくこの頃だが、このカメラが消えてしまったら本当に困る。後継機にも期待するが、このカメラの存在意義は高い。初心者にはマクロの面白さを教え、ぼくらには手軽に高画質の超接写を可能にするというカメラは他にはない。この手のカメラがなくならないよう応援したいと思う。

関連タグ
チョウ
Olympus TG-4
東洋区
タイ
前日
翌日

お知らせ

NEW

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。