サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

ストロボの効用

ストロボの効用
2015年04月25日

 zuiko40-150F2.8+1.4Xテレコンでヒメギフチョウの産卵を撮影。
SL600Rを用いてストロボあるなしの作例写真を撮った。
 上がストロボあり、下が無しだ。卵の部分を拡大してみると良くわかるが、ストロボがあるなしでは、メリハリが違う。特にヒメギフチョウのお尻のように黒い場合は、ストロボが効果を発揮する。
 ヒメギフの場合は吸蜜シーンも、軽くストロボを当てないと、よほど良い光線状態でなければ、頭の部分がもやっとした感じになってしまうことが多い。
 こうした比較作例は、普通は結構な努力をするわけだが、OM-DとSL600Rの場合は連写すれば、ストロボが光るのは最初の数枚であるから、同じアングルで撮影できる。SL600Rが連写に弱いという弱点を逆に利用したのだ。
 このような写真は現在ではハイスピードシンクロを使う。どのシャッター速度でも同調するハイスピードシンクロは内蔵ストロボでは無理で、外付けストロボが必要となるが、ストロボも是非使用して欲しい。ぼくなどはストロボの使用率は以前より落ちているが、他のプロの昆虫写真家は外付けストロボを常用している人が多いのだ。特にうまいといわれる人のほとんどがストロボ常用者だと思う。そんなわけでオリンパスの連写に強いストロボの登場も期待するのである。

前日
翌日

お知らせ

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。