サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

ランカウィ島北岸の小道1969

ランカウィ島北岸の小道1969
2015年04月16日

 先日に引き続き、今日の写真は1969年のランカゥイ島北岸の小道。
 車の通る道は当時はなく。この道をまっすぐ歩けば1時間ちょっとの距離であるが、だいたい2時間ぐらいかけて昆虫採集しながら歩いた。道は海岸沿いに付いていて、時々海が見えたりする。マダラチョウやシジミチョウ、タテハチョウ(ユータリア)が多いが、シロチョウなどは少なかった。
 この道が行き留まるところで,左に折れると村があって、ある家の庭の木で夢のような光景が繰り広げられていた。無数のアゲハチョウ類が次々と花にやってくるのであった。
 いったいこのチョウはいつ蛹になったものなのだろうか。12月から3月頃までが最も乾燥が激しいわけだが、恐らく、10〜12月頃に蛹になり,蛹で休眠したのではないかと思う。落葉植物を食べるチョウはこの季節は少ないと思った。常緑樹を食べるマダラタイマイなどのアゲハ類が極めて多いのは,そんな理由によるのかもしれない。
マレー半島中部以南は熱帯雨林気候だから,雨が降らなかったら蝶はとても少なくなるが、モンスーン気候では様子が異なる

前日
翌日

お知らせ

NEW

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。