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海野和男のデジタル昆虫記

AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRを使う

AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRを使う
2015年03月05日

 今回のマレーシア旅行では、ニコン1V3とD750を使った。D750に付けたのはAF-S NIKKOR 20mm f/1.8Gと最近発売されたAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR。重いのでズームレンズは持って行かなかった。
 このように単焦点の超広角と望遠という組み合わせでは近寄るかアップで撮るかしかできないが、これがなかなかよい。つまりレンズによる制約を課すことで、広角では近寄り、望遠ではアップでという撮り方で、違った写真が撮れるのだ。昆虫では、そもそも望遠か魚眼かを選択しているのだが、人の写真でも同じ撮り方で、インパクトのある写真が撮れる。
 フレネルレンズ採用の300mmF4は非常に軽量。24-70mm f/2.8G EDより小型なぐらいで、フルサイズでよくこんなに小さくできたものだと感心する。最短撮影距離は1.4m、フルサイズで昆虫を撮るにはちょっと物足りないが、DXフォーマットのカメラに付ければチョウを撮るにはちょうど良いと思う。
 今回は昆虫を撮る余裕はなく、一番このレンズを使ったのは、Mah Meri Cultural Villageという仮面の村でのダンスシーン。踊っている人の顔をアップで撮影した。屋根のある場所でisoオートにして、シャッター速度優先で1/1000で開放で撮影した。撮影旅行で30名ものカメラマンがいるから、他の人が写り込んだりする。こうした時は望遠でアップで撮るのがよい。
 ところでMah Meriの人はオランアスリーであると言う。オランアスリーは先住民という意味で、人種を指す言葉ではないが、山に住むオランアスリーとは顔立ちも文化も異なるように思った。

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