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海野和男のデジタル昆虫記

ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウの見分け方

ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウの見分け方
2013年09月17日

ヤマキチョウとスジボソヤマキチョウはよく似たチョウだ。野外で見かけると,ヤマキの方が丸っこく感じる、翅が分厚いことなどから直感的に見分けられるのだが、写真に撮ってみると、はてどちらかなと迷うことになってしまう。実際、後で迷って間違えてしまうことも何度かあった。
とまる時は両種とも翅を開かない。そこで同じアングルで同じ花で吸蜜するヤマキチョウとスジボソヤマキチョウを並べてみて、写真での区別点をまとめてみた。ヤマキチョウはスジボソヤマキより丸っこく,後翅の翅脈が太くよく目立つ。翅の縁取りはヤマキチョウの方が明瞭だ。翅の尖った部分の突出がスジボソヤマキの方が強い。1カ所だけみて一番わかりやすいのは前翅裏面の小さな紋がヤマキでは丸く、スジボソヤマキでは勾玉状であることかなと思う。
 オスとメスでは両種とも翅表はオスは黄色、メスは薄いクリーム色だが、ヤマキのメスは薄い緑色っぽく感じる。越冬個体はスジボソヤマキはぼろぼろ、ヤマキは綺麗で、あまり傷んでいないことですぐに区別がつく。
ヤマキチョウの飛翔(高速度動画)を動画一覧にアップ
9月17日(火)から23日まで新宿ニコンサロンbisで
第4回田淵行男賞写真作品公募受賞作品展が開催されます。お見逃しなく。

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