
子供の頃から漫画が好きで、ユーモア溢れる作品を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。X(旧Twitter)にて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回は、X(旧Twitter)に投稿されている中から「夜逃げ屋日記」の第20話を紹介するとともに、著者に夜逃げ屋に関する余談についても伺った。
荷物の搬入が無事に終わると、依頼者の井上さんは社長に、移転先に行く途中で駅前を通ってほしいとお願いする。社長がその理由を聞くと、お母さんがいつものように宗教のパンフレットを配っているようだ。社長は井上さんの意思を尊重してワゴン車で駅前に向かうと、そこには白い帽子を被ったお母さんが立っていたのだ。
ワゴン車はスピードを落として走ると、窓越しにお母さんと目が合う井上さん。そして、ワゴン車はその場を去って行く…。
井上さんはその後も冷静だったが、暫くすると歯ぎしりをし始めて「くたばれくそババァ!」と今まで聞いたことのない大声で叫び出すではないか!!きっとこれが、30年間我慢してきた井上さんの心の叫びなのだろう…。ワゴン車は移転先に向かって、その後も走り続けていく。
現在も夜逃げ屋のスタッフとしての顔を持つ宮野シンイチさん。夜逃げ屋日記では、ユニークなスタッフが多く登場する。著者に夜逃げ屋に関する余談について聞くと、「まだ描けていない夜逃げ屋スタッフさんも数名いて、全員が登場しないと描けない話も余談含めていくつもあります。これから漫画で全部描いていくので、楽しみにしていてください!」と明るく話してくれた。
「夜逃げ屋日記」は2023年6月に書籍が発売され、遂に著者と夜逃げ屋の社長との対談(前編/後編)も実現した!今後もますます目が離せない。
取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)