
自身が主人公のエッセイ漫画をTwitterに投稿している、をぎくぼ虫(@wogikubomushi)さん。当初は、身近に起きるおもしろい出来事を友達に伝えるために描いていた漫画だったが、髭にもじゃもじゃ頭という見た目も中身も濃いめなキャラクターがウケて、徐々にTwitterで注目されるように。今回は、子供の頃の実体験を漫画化した「夏休みのスケジュールの思い出」を紹介したい。また本作について、をぎくぼ虫さんのインタビューもお届けする。
小学生時代のをぎくぼ虫さんは、夏休みになると遊びまくる気満々な一方、「宿題を計画的にやってやろう」という気合にも満ち溢れていたそう。まず最初に1日のタイムスケジュール表を作り、カレンダーには宿題の進捗状況を書き込む…。この2つを儀式のように毎年必ず行っていたという。
初めの1週間くらいは規則正しい生活リズムを維持しつつ、宿題もバッチリ。だけど、7月最後に毎年開催される夏祭りを迎えると…。
期間中はガッツリ遊び回り、そのあたりから確実に生活リズムが狂い始める。しばらくは夏祭りのテンションを引きずって遊ぶ時間が増え、当然のようにやる気も宿題スケジュールもぶっ壊れていく…。
そうこうしているうちに、お盆に突入し、気が付けば夏休み残り3日!?をぎくぼ虫少年は無事、宿題をやり終えることができたのか!?
今回は、作者のをぎくぼ虫さんに、本作で描かれた思い出について話を聞いた。
ーー今回の漫画は、共感する人が多いであろう“あるある”な内容だと思うのですが、をぎくぼ虫さんは実際、夏休み残り3日の時点で毎度どのくらいの宿題を残していたのでしょうか?
好きな教科と嫌いな教科で進み具合にムラがありましたが、全体的に見ると7、8割は残っている状態を毎年のように繰り返してました…。
ーーそれは確かに、泣きたくなるボリュームですね(笑)。ほかにも、漫画に描いてない「夏休みあるある」があれば、教えてください。
自分の中で夏になったら必ず観る映画や必ず読む漫画が決まっていたので、それらを何度も繰り返し観て頭の中を夏いっぱいにしていました。
ーー今、まさに夏休みを謳歌している子供たちへ、メッセージをお願いします。
個人的には、宿題も大事ですが生活リズムを崩さないことの方が大事だと思います。徹夜の追い込み癖が後々(大人になっても)残ってしまったので、本当によくなかったなぁと後悔しています。あとはハメを外し過ぎないよう、安全で有意義な楽しい時間を過ごしてほしい…ってなんか学校の先生が言いそうなことばっかりになってしまいました(笑)。
1番の宿題は、夏休み明けも無事に登校してくることなのかもしれません。これも先生が言いそうですね…(笑)。
本作を読んで「自分もそうだった!」「わかる~!」と共感した人も多いのではないだろうか。をぎくぼ虫さんの作品は、“あるある”が詰まった爆笑必至の漫画ばかりなので、夏休みののんびりタイムにぜひ読んでみて!
画像提供:をぎくぼ虫(@wogikubomushi)