
指原莉乃さんがプロデュースするアイドルグループ・=LOVE(イコールラブ)に所属し、特技のイラストを生かしてグッズ制作にも関わっている芸術家肌なメンバー、大場花菜さんが描く4コマエッセイ「はなコミ!〜となりにアイドル〜」。
■絶対に確実に忠実に取り掛からねばならぬ!!と緊張
「朗読劇は台本を持ちながらお芝居をする演劇で、お客様目線でいうと聴覚的で創造力を刺激するお芝居です。朗読劇にも色々種類があるそうで、全く動かない場合もあれば、動作がつく時もある。今回は結構自由な感じだったので、私はすごく動きました(笑)。
『音楽朗読劇』ということでピアノとヴァイオリンの生演奏があり、音楽に感情がのって気持ちが昂りました。そして会場がプロジェクションマッピングで包まれて、視覚的な想像もしやすかったのではないかと思います!
私は舞台演劇を観るのが好きなのでよく観劇していますが、自分自身がお芝居すること自体はイコラブ初期の2018年に全員で舞台をしたぶり…なので、本当に緊張しました!!メインキャストが1日ずつ日替わりで、有名な声優さん・俳優さん・女優さんの中に私がいて、これは絶対に確実に忠実に取り掛からねばならぬ!!とさらに緊張です。
朗読劇なので台本がありますが、台本にばかり目が向いてしまうと顔が下になって声がこもってしまう。しっかり会話をするため、目を見て話す事を第一に意識。わからないことだらけだったので、周りの方にたくさん支えていただきました」
「台本には、ふりがなはもちろん、イントネーション、呼吸をするポイントなどを書き込んでいました。動きも多かったので、立ち位置や動線も。漫画が原作の朗読劇だったので、心情に合わせてキャラクターの表情をイラストも書きました。
黄色の蛍光ペンで自分の役にしるしをしていたのですが、本番暗転した時に蛍光ペンで台本が発光していたことが特に恥ずかしかったです(笑)」
■「メンバーさんに愛されてますね」との言葉も
「本番前は心配で不安しか無かったのですが、演出家さんに『稽古の時と全然違う!!いいね!!』と褒めていただいたことで、すごく自信がつきました。堂々と役として生きるぞ!と喝を入れて、舞台に向かっていきました。
昼公演はずっと緊張しっぱなしでしたが、終わった時の達成感はすごかったです。そのお陰で夜公演は落ち着いてできたんじゃないかなと思います。台詞を言ってる時より、台詞がないところの方が緊張してソワソワしていました。
何より今回挑戦させていただけたことが、自分にとって凄く糧となりました!」
「昼公演を観に来てくれたメンバーは、朗読劇の感想を初めて聞くことができる人達だったので、どんな反応でくるのか!?みんなどう思ったかな!?とか会うのにも緊張したんですが、すごく褒めてくれて…!ホッとしました。
『私たちのこと見えたー!?』と言われて、『見えなかった!!』と正直に言いました(笑)。
(山本)杏奈と(佐々木)舞香は夜公演を観に来てくれたのですが、大号泣しながら楽屋裏に来てくれた舞香。感情移入して観ていてくれたんだと、嬉しかったです。杏奈はこどもを見守るお母さんのようでした。
共演した方に『メンバーさんに愛されてますね』と言われて照れくさかったです(笑)」