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「ママ、スマホ見せて」不倫がバレた!?離婚を覚悟したけど「公認彼氏」を許され…複雑なシタ妻を描く【作者に聞く】

  • 2023年5月16日
  • Walkerplus

かなは、夫と娘の3人暮らし。アレルギーがある夫のために手作りの食事を作り、足の悪い義母の面倒をみながら、パートをこなす。生活に過不足はないのに、どこか虚しさを感じている毎日。そんな妻の心を揺らしたのが、パート先の店長だ。店長とこっそりと会うようになったある日、夫に不倫がバレた。離婚したくない夫は「不倫をしてもいい」と、店長と会うことを許しーーグラハム子さん (@gura_hamuco)の「夫の公認なら不倫していいですか?」を紹介する。公認不倫というセミフィクションを描いた本作の秘話にも迫る。


■パートの店長に惹かれて不倫関係に。生活が回らなくなると思った夫は「不倫を許す」と妻に伝えた
夫にときめかなくなって数年。かなの勤めるパート先に新しい店長がやってきた。若くてイケメン。目の保養にパートに行くのが楽しみになった、かな。

店長と店の売り上げや店舗改善の方法を話し合っているうちに、パート以外でも店長と会うようになっていく。

ーー「夫の公認なら不倫していいですか?」とても興味を引くタイトルですね。まずは、不倫漫画を描くことになったきっかけを教えてください。

実は担当さんからの提案だったんです。「不倫漫画は人気があるので描いてみませんか?」と。どうやら不倫漫画は今の世に需要があるそうなんです。私としては、最初はちょっと悩みました。でも、チャレンジしてみよう!と描くことにしました。

ーー今回はセミフィクションということで、実際に経験者の体験談をもとに描かれたそうですね。取材の段階から「公認不倫」の方に取材をされたのでしょうか?

これも担当さんに「公認不倫でお願いします」と、決まってる状態でのスタートでした。なので、最初から公認の方を探して、取材させていただきました。でも、公認では無い方からもお話を伺わせていただきました。時には友人やママ友の飲み会でも、不倫ネタをそれとなく聞いてみたり(笑)。なので、誰か1人の体験談というよりも、いろいろな人の経験を混ぜ合わせてできたのが今回のお話です。

ーー取材を経て、相手側の気持ちも理解できた部分もあるのではないでしょうか?「公認不倫」について、現在と取材前とどのような変化がありましたか。

取材前は不倫は一部の人がやっているだけの、自分とは縁遠いものだと思っていました。でも、取材をしていくうちに、実はどこにでもありふれているんだと感じました。

ーーソフトなタッチで描かれていて、主婦の孤独感、不倫した人の罪悪感、複雑な感情が伝わってきました。どのような描写にこだわりましたか?

こだわったのは主人公(妻・シタ側)の心理描写です。不倫漫画って「シタ夫とサレ妻」「サレた側の心情に寄り添っだストーリー」が圧倒的に多いんですよね。なら、私は「妻がシタ側で、シタ側に寄り添ったストーリーにしよう!」と思い、描き始めました。

ーーその他、どのような漫画を描いていますか?

前作は「親に整形させられた私が母になる」という、自身の体験をベースにしたお話を描きました。これだけ読んでくれた方にはちょっと暗いというか、真面目なイメージを持たれがちなんですが、その前は「美淑女戦隊オバサンジャー」というギャグ漫画も描いています。

次回作は「タワマンに住んで後悔してる」という、タワマンに住む人々の虚栄と内情の物語を2023年6月1日(木)に発売いたします(ぜひ♪)。そのほかにも子育て系など、わりといろいろなジャンルを描いていると思います。これからも、いろいろな作品を描いていきたいなと思っています。


不倫は認められていないが、夫が公認したのなら?家族は大切だけれど、どこか自分が蔑ろにされているように感じる、かな。店長と会うことで、忘れていたときめきや充実感に満たされていく。本作は、不倫をする妻側の心理を描いた注目作。今回は、試し読みをお届けする。続きはピッコマで読めるぞ。

取材協力:グラハム子(@gura_hamuco)

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