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【漫画】合コンで互いの「いいところ」をアピール!!褒め言葉は実は本音で…両片思いの男女のもだもだに胸キュンする大人続出

  • 2023年1月25日
  • Walkerplus

お互い早く「いい人」ができるようにと、合コンでそれぞれの良いところをアピールし続ける。2人は共犯者だった。けれど、男の方は本当は彼女に「いい人」なんかできて欲しくないと思っている。今回は、LINEマンガ大賞で佳作を受賞したくそごり(@kusogoli)さんの『このキモチ』を紹介するとともに著者に制作秘話を伺った。


■不器用すぎる!!自分の気持ちを素直に言えるのは合コンの時だけ
合コンの席で彼女は毎日お弁当を作っていて、だし巻きも美味しいし、野菜も必ず入っているなど料理上手をアピールする。「山田さんはすごい!」と熱弁するのは同じ会社に勤める浦田。彼は山田さんのいいところをばかりを話して、彼女はこんないい人なんだと周囲にアピールしている。

褒められた山田さんもまた「仕事ができるし、趣味も多くて」と、浦田のいいところをアピールする。こうして毎週合コンへ行っては、お互いのいいところを褒め合い「あ、この人いいかも」と好感度をアップさせる作戦。2人はそんな同盟を組んでいる。

ーー合コンで褒め合うというのは気を引きたい女性に対して有効的ですが、思いついたきっかけはなんですか?

「褒め合う」という設定ですが、会社員2~3年目の頃、合コンとかに誘われてよく行っていました。ただ、合コンが終わると毎回憂鬱になるんですよね。「なんでこんなに自分をよく見せるために頑張ってるんだろう....。俺だせぇな...キモ」ってなるんですよね。

でも多分、相手の女性陣も自分をよく見せようと頑張っているだろうし、みんなの頑張りで合コンって成り立っているんだなと思いました。そのみんなの頑張りを「褒め合う」という形で設定に落とし込みました。

先日の合コンでのこと。山田さんはそのままいい感じになった男と二次会へ。翌日「どうだった?」と、結果報告を聞くと「浦田くんより優しかった」と言う。かなり脈ありな様子なので、浦田が「アリナシで言ったら?」と突っ込んで聞いてみると「んー、ナシ」と、山田さんは答えた。

食後のトイレにて、「ナシでよかったー!」と胸をなでおろす浦田。浦田は、実は山田さんのことが好きだった。ただ素直に好きと言えず、合コンの時に山田さんのことを褒めることしかできない不器用な男だった。

山田さんと付き合いたい気持ちがないわけではない。ただ、今は山田さんと合コンに行き、彼女を褒めることで満足していた。

ーー恋のもだもだが絶妙に描かれていますが、これはくそごりさんの得意とするところですか?

とくにそのつもりはありませんが、中高生の多感な時期に『いでじゅう!』とか『スクールランブル』とか『あいこら』とかのラブコメばっかり読んでいたので、自然とそういうのを描いてしまうのかもしれません。もっとばちばち異能力バトル描きたいんですが...。

そんなある日、浦田は職場の先輩から山田さんを紹介して欲しいと言われる。そのことを伝えると山田も満更でもなく、職場の飲み会で2人を合わせることになった。そして、山田さんと先輩と2人で「デートすることになった」と浦田に報告。もしかして、山田さんが先輩と付き合うかもしれないとわかると、浦田は今までにないほど動揺してしまい、自分の山田さんへの強い気持ちに気づくーー。



真正面に好きな人と向き合って好意を伝える難しさやもどかしさを描いた本作に「キュンときます。47歳のおっさんですが」「若い頃に戻ってこんな恋がしてぇ~」「痛みの先にある調和。素晴らしい」などのコメントが届く。

ーー甘酸っぱい恋模様に胸キュンする人がいました。感想はいかがですか?

ありがとうございます。甘酸っぱいですかね?毎回のことですが、自分の作品は読み直し過ぎて、これって面白いの?甘酸っぱいの?ちゃんとラブコメしてる?みたいな感覚になるので、ちゃんと甘酸っぱいのであれば良かったです。ありがとうございます。

また、くそごりさんは、葉や川いおりのペンネームでも執筆中。現在、ジャンププラスにて「踊れない僕と踊る君」を読むことができる。
■画像提供:くそごり(@kusogoli)

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