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HKT48、16thシングル発売「矢吹奈子さんだけでなく、グループの背中も押す曲」

  • 2023年1月31日
  • Walkerplus

2023年2月8日(水)に16枚目のシングル『君はもっとできる』をリリースするHKT48。今回の楽曲は、今春にグループを卒業する矢吹奈子のラストシングルとなる。矢吹奈子と同期で「なこみく」の愛称でともに親しまれている田中美久、13thシングル『3-2』でセンターを務めた運上弘菜、初の選抜入りを果たした6期生・最上奈那華の3人に新曲について話を聞いた。

■「前向きに頑張ろうというこの曲を歌って、自分も成長できればいい」(田中美久)

――まずは16thシングル『君はもっとできる』を初めて聴いたときの印象はどうでしたか。

【田中美久】奈子のラストシングルですけど、奈子が卒業した後でも、HKT48が皆さんに向けて歌っていける楽曲だなって。自分が歌っていても元気をもらえるし、メンバーが歌っているのを聴いても元気になれる楽曲です。

聴いてくださってる方へ元気を届けるぞと、ミュージックビデオもひとつひとつの歌詞に気持ちを込めて撮りました。自分は奈子と同期で、グループのなかではもう先輩の立場にもなるので頑張っている後輩メンバーに向けても歌える楽曲だなと思っています。

【運上弘菜】メロディーもですけど、歌詞も盛り上がる内容で、いい意味で卒業シングルっぽくない曲だなと。奈子さんだけでなく、グループの背中も押す曲でもあるし、ファンの方にもエールを届けられる曲だと思います。

【最上奈那華】最初に聴いたときは、奈子さんの最後のシングルというのもあって、奈子さんに対する応援ソングだと思いました。奈子さんが最初に「君はもっとできる」とソロで歌うんですけど、自分のことも応援してもらってるような感じがして、自信をつけてくれる曲のような気がしています。

――応援ソングといった内容の楽曲とのことですが、そのなかでも好きな歌詞を教えてください。

【田中美久】全部すごく素敵な歌詞だなと思うんですけど、特に好きなのは「自分のこと ちゃんとちゃんと そう信じてごらんよ」というサビの部分です。実は、今までアイドルとして活動を続けるなかで、自分に自信がなくて不安になるときが何回もあったんです。でも、そういうときに自分のことを信じて、自信をつけるのは、自分しかいないんだと気づいて。

なので、「自分のことをちゃんと信じてごらんよ」という歌詞は自分にもぴったりだなと思いました。基本ネガティブなんです。でも、何事にも気持ちを高めていこうって思うようにしているので、前向きに頑張ろうというこの曲を歌って、自分も成長できればいいなと感じています。

【運上弘菜】私が好きなのは、サビの「花はそっとそっと 咲くものだ ふいにふいに 自分でも気付かぬうち 少しずつ近づいてる」という歌詞です。打ち込んで頑張っていても自分が前に進めているのかなと、不安になることってあると思うんです。自分でも迷いながらよくわからないまま進んでいるなかで、ちゃんと前に進んでるんだよ、近づいてるんだよって、肯定してくれているというか、エールを送ってくれてる感じが好きです。

【最上奈那華】自分が歌っているところなんですけど、「ここでやらずに いつやるつもりだ?」という歌詞に、すごく活を入れてもらっている感じがしています。その後も「何も恐れるな(恐れるな)失うものはないだろう?」と続くので、何事にも恐れずに挑戦するんだっていう強い気持ちを感じることができてすごく好きです。

――最上さんは今回が初選抜になりますね。

【最上奈那華】はい。グループに加入したときから選抜に入るというのがひとつの大きな目標だったので、今回初めて選抜に選んでいただいて、うれしい気持ちが大きいです。

グループを代表する16人に選んでいただいたので、恥じないようにというか足を引っ張らないように成長していきたいなと思います。

■「HKT48のHを表すキメポーズがあるんですけど、めっちゃオシャレです」(運上弘菜)

――今回はちょっと大人っぽい柄の衣装ですね。

【田中美久】これまでのシングルの中でも特に好きな衣装ですね。柄とレースが特に気に入っています。これまではスパンコールとか、派手な衣装が多かったんですけど、今回は花柄でちょっとおとなしい感じがすごくかわいいなって。とくに小物系が好きなので、髪飾りとかイヤリングもお気に入りです。衣装やアクセサリーもそれぞれちょっとずつ違っているので、注目してください!

【運上弘菜】すごくお上品な感じで好きですね。ベロアになっている部分やレースとか、いろんな素材が使われていてうれしいです。これまでHKT48っぽいと言われるカラフルな衣装が多かったので、今回は本当に新しくて。一番好きかもしれないです。

【最上奈那華】初めて着るタイプの衣装で、すごく新鮮な気持ちです。後ろの部分(えんび服のようになっている)がポイントです。レース柄もかわいくてお気に入りです。

――振付は、どんな感じでしょうか。

【田中美久】今回は『早送りカレンダー』と同じ振付師さんが担当してくださっているんですけど、そのときと比べて成長したなと自分でも感じています。今回の振りは、サビの部分で奈子に寄っていくシーンがあるんですけど、グループのよさが出ていてエモいなと。すごく好きなパートです。TikTokも撮ったので、皆さんにもサビの部分を覚えてもらえたらうれしいです。

【運上弘菜】HKT48のHを表しているキメポーズがあるんですけど、今回めっちゃオシャレなHになってるんですよ。すごく特別感があって、うれしいです。

【最上奈那華】「もっともっと」の歌詞に合わせて、手を動かす振りが気に入っています。大サビのところで奈子さんが真ん中にいて、周りで奈子さんに向けて、メンバーみんなで「もっともっと」とやるところがあるんです。すごく寂しい気持ちにもなるんですけど、卒業する奈子さんへ向けて応援する気持ちも込めて踊っています。

■「奈子さんの背中を見ていろんなことを吸収して、少しでも奈子さんに近づきたい」(最上奈那華)

――ミュージックビデオ撮影はいかがでしたか。

【田中美久】ミュージックビデオの最後の撮影が、奈子と一緒に2人でベッドでお話しているシーンだったんです。「いつもと変わらないようにお話して」と監督さんに言われて、2人で普通に楽しんでいたんですけど、この撮影がもう最後なんだなって。この瞬間ってすごく大切な時間になるんだろうなと思いながら撮ったのが印象に残っています。

【運上弘菜】みんなで同じ寮に住んでいる設定で、物語風に撮影したシーンがあったんですけど、カメラを長回ししてひと部屋ひと部屋を回って奈子さんが声をかける場面があったんです。奈子さんがひとりひとりにエールを送ってくださる感じがして、撮影しながらうれしい気持ちになったんですけど、同時に本当に最後なんだって実感して、一気に寂しくなっちゃったんです。でも、セットもすごくかわいかったので、ファンの方には楽しんで見てもらえたらいいなと思います。

【最上奈那華】朝日が昇るときにダンスシーンを撮ったんですけど、すごく寒くて(笑)。今回の衣装はほぼ半袖みたいだし、先輩方も含めてメンバーみんなが集まって温まっているのが、HKT48らしいなって。すごく仲がいいなあって思いました。

――卒業する矢吹奈子さんを送り出す思いを聞かせてください。

【田中美久】上から目線になっちゃうかもしれないんですけど、奈子はすごく頑張ったなって思っています。小学生のときからHKT48の活動を一緒にやってきて、奈子は韓国でも2年半活動して、また帰ってきてHKT48にも貢献してくれて。同期としてもいい背中を見せてくれました。

いい相棒だったし、私にとってすごく刺激を与えてくれる存在でした。今回卒業するときに一緒に歌えるのはすごくうれしいです。寂しいなという気持ちもあるんですけど、元気な楽曲なので、明るく、きっと笑顔涙で(笑)、奈子を見送りだせると思います。

【運上弘菜】指原(莉乃)さん以来の卒業シングル(12thシングル『意志』)だと思うので、本当に改めて奈子さんが残してくださったものは大きかったなと思っています。奈子さんに感謝とエールを込めて歌いたいですし、奈子さんが卒業されてからもファンの方に向けてエールをたくさん届けられる曲になるように歌い続けていきたいです。

韓国から帰ってきてからも本当にHKT48を支えてくださったので、やっぱり奈子さんがいなくなるというのは私達にとっては大きい変化だと思います。いつも率先してみんなを引っ張ってくれていたので、そういうことは忘れずに私達も今まで以上に気を引き締めて頑張っていけたらなと思います。

【最上奈那華】新しい一歩を踏み出す奈子さんに頑張ってほしいというか、奈子さんなら“もっとできる”という気持ちを込めながら歌っていこうと思っています。自分に対してももっとできるよって、自分を信じてがんばれという気持ちもありますし、たくさんの方に奈子さんのラストシングルのこの曲を届けられるように頑張りたいです。

奈子さんの継承者とも言っていただくこともありますが、すごくうれしい気持ちもありますし、自分で大丈夫なのかなとか思ったりもします。奈子さんがまだグループにいる間は奈子さんの背中を見ていろんなことを吸収して、少しでも奈子さんのような存在に近づけるようになりたいと思います。

選抜に選ばれたときに、奈子さんから「おめでとう」と言っていただきました。「(センターとして前に立つ)奈子さんの後ろでパフォーマンスできるのがうれしいです」と伝えたら、「卒業する前に背中を見せられるのはうれしい」って。その言葉がすごく印象に残っています。

――改めて、矢吹奈子さんへメッセージをお願いします!

【田中美久】「なこみく」としてずっと隣にいてくれてありがとう。奈子が卒業して、別々の道へ進むという形になるけど、お互い一緒に頑張ろうね。

【運上弘菜】HKT48に戻ってきてくださって引っ張ってくださって本当にありがとうございました。本当に歌詞の通り、奈子さんがもっともっとできるっていうのは、グループみんなで思ってることなので、心からエールを送ります!

【最上奈那華】半年くらいしか一緒に活動できなかったんですけど、その短い間もすごく奈子さんから学んだことがいっぱいあったので感謝しています。次の新しい人生も成功するように祈っています。ありがとうございました。

――では、最後に今回の楽曲の聴きどころを含めてファンの方にひと言お願いします。

【田中美久】いつも応援してくださって本当にありがとうございます。多分このシングルがHKT48のひとつの時代の最後を飾る曲になると思います。奈子と歌うのも最後なので、この瞬間のHKT48をしっかり見届けてほしいし、もっとたくさんの方にHKT48知ってもらえる曲になればいいなと思っています。

【運上弘菜】奈子さんの卒業シングルということで、私達もたくさんの感謝の気持ちとエールを込めて大切に歌っていきます。曲を聴いている方も私達と一緒に奈子さんにエールを送りながら聴いていただけたらなと。奈子さんがいる今のHKT48を、この楽曲で見ていただきたいです。

【最上奈那華】今回は初選抜ということで、初めてシングルの活動に参加させていただいているんですけど、そのなかで自分の新しい一面を見せたいなと思っています。ファンの方ともたくさん新しい思い出を作りたいです。落ち込んだときに、前向きに新しい一歩を踏み出せてもらえるような曲になっています。私達が背中を押すことができればうれしいです。

撮影・取材・文=野木原晃一

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