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現役女子大生タレント・中川紅葉のSNSとの向き合い方は?/ココロすっぴん#3

  • 2022年12月7日
  • Walkerplus

青山学院大学に在学する現役女子大生で、演技やバラエティなどマルチに活躍している中川紅葉さんによるエッセイ連載「ココロすっぴん」。かなりの読書家で、大学生・タレント・インフルエンサーなどのさまざまな顔を持つ彼女が日々感じたことを、忖度なく書き綴ります。第3回のテーマは、タレントにとっても女子大生にとっても切り離すことができない「SNS」について。

■#2「SNSはお仕事」

すっかり12月。今年したいことがまだたくさんあるし、体感まだ7月くらいなんだけどなぁ、って毎年言ってる気がする。1年、早すぎます。まだ1年振り返るには早いかもだけれど、エッセイが始まったり、もう来年のお仕事の話になったり。ここ数カ月で今までの生活が少し変わったように感じます。

その中でも「SNSを毎日更新し続けること」が、私にとってとても大きな変化でした。

誕生日をきっかけに9月半ばから始めて4カ月目。どんなに眠くても、どんなに楽しく友達とお酒を飲んでいても、20時半のアラームでInstagramを開く生活がルーティンになった気がします。はじめの2カ月はなかなか慣れずに厳しかったなぁ(笑)。

SNSとの出会いは12歳。小学6年生だった私は、母がInstagramやFacebookをやってるのを見てインストールしてもらったのがきっかけでした。当時は母とパスワードを共有して、食べたものや風景を投稿していただけだったけれど、自分の「記録写真」を人に見てもらうことが楽しかったのを覚えています。

中高生の頃は友達と繋がったり、バンドのライブに来てもらうためにあくまで「友達の友達」程度に見せるためのアカウントになったりして。自分一人の写真を載せたりすることもないし、「ピン写を載せるのは自信がある人がするもの」と勝手に思い込んでいたような気がします。友達が撮ってくれた写真も、“自分大好きマン”に見られるのが恥ずかしくて投稿をやめたことがありました。

その数年後、仕事で“SNSをこんなにも使うマン”になるとは思っていなかったよ。プロのカメラマンさんの前でこんなにニコニコできるようになってるんだもん。すごい変化(笑)。


■「好きだから」って言葉と理由は無敵だと思う

なかなか一人でお仕事を決めることができないこの業界で、SNSは唯一自力で努力したり頑張れたりするツールだと思ってて。誤解を恐れず言えば、SNSは私にとってそれくらいお仕事の一つだと思っています。ただ、それと同時に、お仕事として割り切りすぎることも良くないのかな、とも。

もちろん誰かが自分のアカウントを見て「面白い」と思ってもらうことも大事だし、嬉しい。だけどお仕事として割り切り過ぎると「気軽に楽しく更新する気持ち」を忘れて身構えてしまったり、SNSを嫌いになってしまうのではないかと不安で。そのためにも、自分の「好き」は忘れないようにしていきたい。

例えば、洋服でも本でも音楽でも。自分の「好き」が見てくださってる方と合わないのなら仕方がないけれど、流行りに寄せた「好き」を発信して、それが皆さんと合わない時、無理した自分が一番残念だから。

エッセイでSNSの話ができるほど専門知識も自信もないけれど、自分の好きを曲げずに更新して、それに共感してくださる方がいるから毎日更新を120日も続けていられる気がします。

このエッセイね、いつも公開のギリギリ3日前くらいまで書いているんだけどね。ちょうどこの土日にSNSの話を書き始めていたら、大好きと言い続けていた作家の燃え殻さんから新刊を送っていただいたり(面識もないのに…素敵なプレゼントでした。ありがとうございます)、ふらっと立ち寄ったフィリピンフードフェスでお仕事をしていらっしゃったタレントのFumiyaさん(Instagram)が自分のことを知っていてくださったり。


一人で更新しているSNSがこうして外に繋がっているんだ、見て下さってる方ってちゃんといるんだ、と嬉しくなる時があります。そう考えると、今はお仕事の一つとしてだけでなく、「自分が好きだから更新している」になれてきている気がしています。良いことだ。

「好きだから」って言葉と理由は無敵だと思うんです。今年は苦手意識があったお仕事やSNSが好きになれた年だった。来年はエッセイ書くの更に好きになれる気がする〜!

あれ?まだ年内もう一本あるのに、まとめちゃったな(笑)。


■【ヒトコト】
ここ数日ほぼ毎日外国の方に道を聞かれたり、オレンジジュースに付いてるストローを落として直飲みしたり、1週間ほぼ毎日牛丼食べてたり。最近、日常で面白いことがあるとSNSに投稿するようになってきました。「SNSはお仕事」なんてタイトルを付けておきながら、楽しんで使いすぎですよね。まさかこんなに好きになれると思ってなかったな、って思ってます。

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