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【漫画】「ずっとずっと一緒にいてね」愛情を注げば、鳥さんはきちんと返してくれる/トリ扱い説明書

  • 2022年12月9日
  • Walkerplus

コロナ禍でペットの需要が高まっている昨今。特に小鳥は見た目のかわいさと、「散歩をしなくていい」「犬や猫と違ってしつけがいらない」など手軽に飼えそうなイメージもあって、人気を博している。しかし、「鳴き声が大きい」「問題行動を起こすためトレーニングが必要」といったケースもあり、「思っていたのとは違う」との理由から、手放してしまう人もいるのだとか。

そこでウォーカープラスでは、小鳥を飼いたい人や飼い始めたばかりの人に知ってほしい知識や注意点を伝える「トリ扱い説明書」をスタート。3羽の小鳥と暮らす鳥野ニーナさん(@sinamomomomo)の漫画と、「森下小鳥病院」の院長・寄崎まりを先生の監修&エッセイで、わかりやすくお届けする。

今回は、鳥さんから飼い主への手紙。きちんと愛情を注げば、きっと鳥さんも同じくらいたくさんの愛情を返してくれるはずだ。



一見、無表情に思える鳥さんだが、その小さな体にはたくさんの感情を持っている。初めて来た家では緊張で体が細くなり、時にはイライラして飼い主の手を噛んでしまうことも。

だが飼い主に元気がない時は、「大丈夫?」と心配するかのように寄り添ってくれるといい、一緒に暮らせば愛らしさだけでなく、鳥さんの優しさもたくさん感じることができそうだ。

監修を担当する「森下小鳥病院」の院長・寄崎まりを先生は、小学生の時にブンチョウを飼育して以来、さまざまな小鳥と暮らしてきたそう。思い出を教えてくれた。

■寄崎先生のエッセイ「小鳥と暮らすということ」
■鳥さんが教えてくれたこととは?
私が小鳥を初めて飼ったのは、小学校3年生の時。母がブンチョウを2羽もらってきたことがきっかけです。恥ずかしながらその頃は、鳥の飼い方についての知識はほとんどありませんでしたが、約10年と長い間一緒にいてくれました。子供のころに悲しいことがあった時、ブンチョウたちは慰めに来てくれて、この子達のおかげで人と動物は絆を築けることを知りました。 

次に鳥を飼ったのは、大学生の時。学校で飼育されていたウズラを譲り受けました。人を発情対象とみなしてしまい、足にしつこく交尾してくるので、何度も誤って蹴ってしまいそうになりましたが…(笑)。でも、手の中で眠ってしまったり、くつろいでケージの床で横たわったりと、かわいいところもたくさん見せてくれました。就職のため初めて一人暮らしをしたときにも一緒にいてくれたので、とても心強かったのを覚えています。

■獣医となった今、思うこと
その後獣医になり、セキセイインコやコザクラインコ、ワカケホンセイインコなど縁のあった多くの鳥と一緒に過ごしましたが、鳥類の生態や病気を勉強し鳥さんを病気から守る立場になって感じていることは、栄養が過不足ないエサを与えたり、毎日の様子をしっかり観察したり、環境を整えてあげたりすることが、多くの病気の予防につながるということです。

人と鳥さんがお互いに心地よく暮らすためのヒントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?みなさんと鳥さんとの生活がより良いものになるよう、お祈りしています。

監修・エッセイ=寄崎まりを

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