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【サウナ初心者に朗報】謎に包まれた“ととのう”を「可視化」できるサウナが登場!さっそく体験してみた

  • 2022年9月29日
  • Walkerplus

サウナ、サウナ、とにかくサウナ…!ブームは続くよどこまでも。もはや定番コンテンツとして定着し、老若男女がサウナに興じている。とはいえ、サウナ未経験者や、「水風呂がつらい」と叫ぶ挫折組には「ととのう」の心境がまったくわからないという声も。そんななか、謎に包まれた“ととのう”を可視化できるサウナが東京・上野にあるということで、さっそくウォーカープラス編集部員が体験してみた。

■オリジナルの「TOTONOU GAME」でサウナをもっと楽しむ

気になるサウナは、東京タワー内のesportsパークに続くRED゜ブランドの「RED゜E-SAUNA UENO」。二人利用可能なプライベートサウナだ。「“ととのう”を科学する」をテーマに新感覚の個室サウナ体験ができる。

受け付けはビルの3階。カウンターで受付を済ませると、いよいよ“ととのう”が見えるRED゜オリジナルの「TOTONOU BAND」を装着。説明を聞くと、「これはゲームです」とまず一言。そう、“ととのう”が可視化されるのだが、これはあくまでゲームとのこと。それでも、これまでサウナ初心者を悩ませていた(?)“ととのう”が可視化されるのは楽しみ。

サウナは4、5、6、9階にそれぞれ2室ある。女性は専用フロアがあるので、同じフロアで男性に会うことはない。また、こちらのプライベートサウナは、同性であれば1室2名利用OK。友だちや家族、親子で楽しむことができるので、“ととのう”を比較することも可能。もちろん、一人でじっくりサウナと向き合うのもいい。複数人で来て、個室利用をする人も多いようだ。

さて、個室サウナのキーをもらったら、いよいよサウナへ。ワンフロアに2室、縦長の部屋はサウナ、水風呂のあるシャワールーム、ととのい椅子があり、1~2人で利用するには贅沢な空間。タオルは室内に置かれているものは自由に利用可。

■好みの香りでセルフロウリュ!マイペースでリラックス

さっそくサウナへ。個室なので、水着などの着用は不要。通常のサウナ同様の利用の仕方ができる。女性用サウナ内の温度は100度前後に設定。個室なので体感温度は高め。しっかりと汗がかける。個室サウナのいいところは、やはり周囲に気を使う必要がないこと。マナーは守るべきだが、例えば、足をのばしても、あぐらをかいてもいい。無音のまま入るのもいいし、設備があるのでBluetoothで自分のスマホの音楽を流してもいい。

今回は無音で体験。初めはいろいろなことを考えてしまうが、少しずつ体が温まってくると、思考もゆっくりになってくる。サウナに入る時間は8~12分などと言われるが、もっと短くてもいい。大人数で利用する場だと、何となく周りの目を気にしてこまめに出入りしにくいが、そもそもサウナの国フィンランドにはサウナ内に時計がない場合がほとんど。自分感覚で出入りしている。個室なら、その日の気分や状態に合わせて自由なタイミングで出入りできるのがいい。

もうひとつ、個室サウナの特徴として「セルフロウリュ」ができる。「セルフロウリュ」は自分で“ロウリュ”が楽しめるというもの。“ロウリュ”は、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、サウナ室内の湿度を上げて体感温度を高くすることで、フィンランドではサウナ=ロウリュ。湿度が上がることで、ドライサウナとは違った“潤った暑さ”を体験できる。通常のサウナ施設では、ロウリュは施設の人がイベント的に行うか、「オートロウリュ」といって自動で天井辺りから水が落ちる装置が設置されていて、時間がくると作動するというケースがほとんど。自分でロウリュができる施設もあるが、まだまだ少ない。

個室サウナは自分のタイミングで好きなときに好きな回数、自分でロウリュができる。また、ロウリュで使う水にアロマオイルなどで香りをつけることができ、受付時に好きな香りを選んで、サウナ室でバケツの水に数滴アロマオイルを落として使用する。サウナ室がお気に入りの香りに包まれ、よりリラックスできる。

■約15度に仕上がった水風呂を独占できる幸せ

しっかり温まったら水風呂へ。日本のサウナでは水風呂は重要な要素。ここは「チラー」という冷却装置で水温を約15度に保ち、水風呂に使用。初心者には冷たく感じるが、この冷たさが“ととのう”のにいいとされる。水風呂を独占できるのもまた、個室サウナならでは。これは更なる贅沢。通常だと、サウナの後、汗を流して水風呂に入る。ほかの人が入っている場合が多いので、足をのばしたりするのもままならないことが多い。ここでは、この時間、自分だけの水風呂だ。サウナからダイレクトに入るのもアリ。手足を広げて、隅々まで冷水が行き渡るのを感じられる。

後はしっかり水分を拭いて、“ととのい椅子”で休憩。“ととのう”ためにはこの休憩が大切だ。体をよく拭くことも忘れずに。“ととのい椅子”に体を預け、何も考えずにボーッとする。ここで感じる気持ちよさが“ととのう”だ。サウナで体をしっかり温めて、水風呂で冷やし、ゆっくり休憩する。これが大切。これを時間内に3セット程度繰り返す。もちろん、「TOTONOU BAND」は外さず、最後までつけておく。

■「TOTONOU BAND」が示す“ととのい指数”とは

サウナ体験の時間が終了したら、フロントで「TOTONOU BAND」を提出。専用のタブレットで計測結果を見せてもらうことができる。独自のアルゴリズムで分析された自身の結果がポイントで表示され、ととのったかどうかがわかる。心拍数はグラフで表示。サウナに入る回数と同じ折れ線グラフに“山”と“谷”が表示される。“

ととのい指数”は数値で表示されるが、今回の計測値は61、まあまあのスコアらしい。ちなみに平均は69とのことなので、この数値に近いと“ととのった”と言えるそうだ。複数人で利用して“ととのい指数”を比べたり、何回も通って自分の“ととのい指数”の変化を比べられるのもいい。

施設7階には「RELAX FLOOR」があり、超短焦点プロジェクターの映像を壁面に投影していて、ここでゆっくり過ごすことでリラクゼーション気分を高めることができる。また、8階には「RED゜BODOGE」というボードゲームエリアがあり、ドリンクなどと一緒に楽しむことができる。サウナの後のおすすめは「RED゜BODOGE」で飲む「アクエリアル」。これは「アクエリアス」と「リアルゴールド」を合わせたサウナドリンク。汗をかいて失った水分補給にぴったり。「RELAX FLOOR」で更にリラックスするのもいい。

サウナ施設としてもかなり充実していて楽しむことができる「RED゜E-SAUNA UENO」。“ととのう”という漠然とした概念のようなものに戸惑っている初心者はもとより、昔からサウナ好きで、昨今のサウナブームに何となく疎外感を抱いていたベテランも、ゲームとして“ととのう”を楽しんでみるのは新鮮な体験になる。施設をあとにするころには、心も体も軽くなっているはずだ。

取材・文/岡部礼子

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