自身が主人公のエッセイ漫画をTwitterに投稿している、をぎくぼ虫(@wogikubomushi)さん。当初は、身近に起きるおもしろい出来事を友達に伝えるために描いていた漫画だったが、髭にもじゃもじゃ頭という見た目も中身も濃いめなキャラクターがウケて、徐々にTwitterで注目されるように。今回は9月21日が「靴ひもの日」ということにちなんで、「ひも靴デビューの思い出」という実体験漫画を紹介したい。
実は「音フェチ」だという、をぎくぼ虫さん。子供の頃から変な音に夢中になったり、声だけで俳優さんを好きになったりしていたそう。なかでも子供の頃、夢中になったのがマジックテープを付け外しする子供用靴の「ペリペリ」音!とにかくその靴がお気に入りで、人目を盗んではペリペリ音を聞いてニヤニヤする日々を送っていたという。
しかし、靴は履き続ければ当然ボロボロになっていくもの。何度かお母さんから新しいものを買うかと聞かれたけれど、断り続け、さらに取れかけた靴底を無理矢理剥がしてそのまま履いていたという。
だが、そんなことは親にバレない訳はなく…。「何でこんなことすんのよ!」と母から激怒された、をぎくぼ虫さん。当然、その靴は捨てられ新しい靴を与えられたのだが、箱を開けるとなかには初めてのひも靴が入っていた…!
お母さんは成長する我が子を想って「そろそろいいでしょ」とひも靴を買い与えたようだが、マジックテープのペリペリ音を楽しんできたをぎくぼ虫さんには、“もうあの音を聞けない”という絶望が襲う…!果たして、をぎくぼ虫さんはそのひも靴を受け入れるのか…?そして、最新の“ハマっている音”とは?
ちなみに「靴ひもの日」は、9月21日の「くつ(92)ひ(1)も」の語呂合わせから、結ばない靴ひもである自社商品の「キャタピラン」を多くの人に知ってもらうことを目的に、株式会社ツインズが制定したものなのだとか。
自分のフェチを正直に伝えられなかったことで希望する結末にはならなかった本作だが、確かに、“(理解されにくい)自分がものすごく好きなこと”を人に伝え、かつ理解してもらうのは、親でも難しいのかもしれない…。
画像提供:をぎくぼ虫(@wogikubomushi)