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キャンプ場徹底解剖!「FREE AND EASY CAMP RESORT」(三重県菰野町)|写真映えするおしゃれキャンプ場。初心者や愛犬家にぴったり

  • 2022年8月31日
  • Walkerplus

三重県菰野町にある複合温泉リゾート「アクアイグニス」の隣接地に、2022年8月10日にオープンした「FREE AND EASY CAMP RESORT」。運営会社はLED照明やキャンピングトレーラーなどの事業を展開しており、その強みが存分に生かされたキャンプ場だ。さらに、敷地内にはチェーンソーカーヴィングやグラフィックアートなどが点在。完成したばかりの施設を見て回り、細部までしっかりとチェックしてきた。

■【ロケーション】ICから車で5分!関西からも東海からもアクセス良好
日本の東西をつなぐ大動脈の1つである新名神高速道路の菰野ICから車で約5分。ICを出たら右折して西へ向かい、山側からぐるりと回りこむように進むとキャンプ場の入口が見えてくる。東名阪自動車道・四日市ICからも車で約15分だが、湯の山街道と呼ばれる国道477号線は混雑するので注意したい。

高速道路の高架橋のすぐ下あたりに駐車場があり、キャンプ場利用客は予約優先スペースに駐車できる。施設の裏手には御在所岳を水源とする三滝川が流れ、高架橋をくぐった向こう側には、温泉施設と有名シェフが手掛けるレストラン、カフェなどが集まった「アクアイグニス」がある。

■【キャンプサイト】テント泊、RV泊、トレーラー泊が可能
サイトはテント泊ができるフリーテントサイト、RV泊ができる電源付きRVサイト、トレーラー泊ができるX-cabinトレーラーサイトの3種類。手持ちのキャンプ道具や宿泊スタイルによって選べる。

■フリーテントサイト
フリーテントサイトは、芝生で覆われたエリア内のどこでも好きな場所に設営可能。設営時も車の乗り入れはNGだ。テント1張、タープ1張を設置でき、利用スペースの目安を1組あたり10メートル×10メートルとして最大で約9組まで受け入れる。エリア内は焚き火台と焚き火シート(センターハウスでも1500円で販売)を利用すれば焚き火もできる。目の前には炊事場やトイレ、シャワールームを備えるフォレストハウスがあり、使い勝手がいい。

■電源付きRVサイト
電源付きRVサイトは全部で13区画。アスファルトで舗装された駐車スペースと、カーサイドタープなどが張れる人工芝スペースで構成されている(区画によりレイアウトは異なる、ペグダウンは不可)。駐車スペースに隣接した範囲内でフリーテントサイトにもテントを張れるので、車中泊もテント泊も可能。それぞれの区画でAC電源(15アンペア)が利用できる。

■X-cabinトレーラーサイト
X-cabinトレーラーサイトは7区画。運営会社がオリジナルで製造しているキャンピングトレーラー「X-cabin300」を活用したサイトとなり、ウッドデッキとテントが隣に設置されている。木々に囲まれた静かな森の中、BBQ場に面した場所など、選ぶ区画によってかなり違った雰囲気が楽しめる。

こちらのサイトでは、手ぶらで泊まれるようにアメニティや食事が充実したグランピングプランが好評。エアコン付きで一年中快適なトレーラー内には歯磨きなどに利用できるシンクがあり、タオルやスリッパ、歯ブラシ、シャワールームで使えるシャンプーなども用意されている。風呂はないが、「アクアイグニス」内にある「片岡温泉」の入浴券がもらえるので不自由はない。

グランピングプランは夕食・朝食付き。夕食は敷地内のBBQ場に用意されたステーキやココット料理などのコースを味わえる。タンクを持ってBBQ場を回っている販売員に声を掛けると、その場で生ビール(700円)をオーダーできるサービスも利用可能だ。朝食はウェアハウスに隣接したガーデンテラスで。パンやドリンクが指定した時間に届けられる。

また、もっと気軽に「X-cabin300」での滞在を楽しめるよう、素泊まりプランも登場。こちらはアメニティや入浴券、食事が付かず、飲食物の持ち込みが可能になっている。

■【各種設備】温泉まで徒歩約3分!ペットと一緒に楽しめる施設も充実
キャンプ場に到着したら、車を駐車場に止めてセンターハウスへ。ここでチェックインを済ませよう。カセットボンベ(200円)、薪(針葉樹、1束1000円)など消耗品も販売している。センターハウスの隣にはテントやパラソルなどの大型用品を展示するウェアハウスがあり、ここには名古屋の人気カフェ「THE CUPS」が出店。すぐ近くには野外ステージが設けられ、今後はライブやイベントも企画していくという。

温水洗浄便座付きのトイレやシャワールーム(無料)、炊事場はフォレストハウスに用意。オープンしたばかりなのでどこもピカピカだ。女性用トイレにはおむつ交換台が2台あり、ファミリーキャンパーも安心。シャワールームは男女各2ブースが用意されており、シャンプー、リンス、ボディソープが必要な人は持参するか、センターハウスで販売しているアメニティセット(1500円)を購入しよう。フリーテントサイトや電源付きRVサイトから近い、建物の裏手からも出入り可能だ。

炊事場ではお湯が使え、BBQコンロなどが洗える専用シンクも完備。食器用洗剤やスポンジはないので、持参するかセンターハウスで購入を。灰やゴミを捨てる場所もここに集約されている。ゴミは生ゴミと可燃ゴミに分別し、ビン・缶・ペットボトルは自販機横のゴミ箱へ。また、トイレはセンターハウス内にもあり、X-cabinトレーラーサイトを利用する人はそちらが近い。

トレーラーやBBQ場を含む敷地内では、リードを着用すればペットを連れていても問題ない。近年はペット対応のキャンプ場も少なくないが、こちらではドッグランやドッグサロンを備えることでペットも快適に過ごせるよう考えられている点がユニークだ。シャンプーやカットなどのトリミング、大型犬もOKのペットホテルは完全予約制(すべて有料)。ドッグラン(8時~20時、最終受付19時、1頭550円)は当日受付で利用できる。ドッグランは2つのエリアに分かれているので、大型犬も小型犬も安心して遊べる。

また、キャンプ場の中央に点在しているのは、THE CUPSが手掛けるBBQ場「カフェ&BBQ TREE HOUSE」。X-cabinトレーラーサイト宿泊者の夕食会場となっているほか、フリーテントサイトや電源付きRVサイト宿泊者のオプションとしても利用できる(1人前3800円~)。スペースやBBQセットのみの貸出、食材や飲み物の持ち込みには対応していないので気を付けよう。BBQコースはランチ、ディナーなど日帰り利用も可能だ。

キャンピングトレーラー「X-cabin300」をキッチンカーにカスタマイズした「HANDOVER」もTHE CUPSがプロデュース。エスプレッソマシンで抽出したハイクオリティなカフェラテ(500円)や自家製レモネード(500円)などのソフトドリンクに加え、生ビールやハイボール(600円)、ハウスワイン(600円)なども揃う充実したラインナップだ。

さらに、X-cabinトレーラーサイトには焚き火サークルがあり、日暮れのタイミングに合わせてスタッフが薪に点火。大きな焚き火の周りに腰かけて、ゆったりとした時間を過ごすのもアウトドアの醍醐味だ。もちろん、施設利用者は誰でも利用できる。

■温泉は夜遅くまで営業
湯船に浸かってゆっくりと体を休めたい人は、徒歩約3分の「アクアイグニス」へ。日帰り利用ができる「片岡温泉」は、加水・加温なしの源泉100%の天然温泉が楽しめる。営業時間は6時~24時、入湯料は中学生以上平日600円~、3歳以上平日300円~、3歳未満無料。

■【おすすめポイント】おしゃれで快適なアウトドア体験
日常の快適さと非日常の体験がバランスよく融合しており、既存のキャンプ場とは違った楽しみを打ち出した「FREE AND EASY CAMP RESORT」。施設名の通り、自由に、手軽にキャンプができる点が大きな魅力と言えそうだ。場内で見られるおしゃれなアートは、かわいいものが好きな女性や子供に好評。ペットと一緒に過ごせるのも喜ばれている。オープンしたばかりだが、バレルサウナの設置を準備中など、これからもどんどん設備を拡張していく予定とのこと。手軽なアウトドアリゾートとして、注目が集まりそうだ。


取材・文=大川真由美/写真=古川寛二

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