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読んだら思わず行きたくなる!“ありのまま”の福島県を描くルポ漫画が県内外から反響集める

  • 2022年6月12日
  • Walkerplus

その土地にずっと住んでいる人にとっては当たり前の光景でも、遠くから訪れた人だからこそ良さがよく見えるということはままあること。ある日、ひょんなことから福島にやってきた女性が、当地の飲食店や名所の魅力に触れる漫画がTwitter上で人気を集めている。

■ふらりと訪れた福島、思いがけない「癒やし」に引き込まれる
ふくふくまめ(@3v64GDgTx1nDYRT)さんが自身のTwitterアカウントにて発表している創作漫画「福島に癒されるOLの話」は、ブラック企業に疲弊し会社をやめた主人公「玉川彩子」が東北新幹線に飛び乗り、なんとなく福島駅で下車するところからはじまる。
生まれも育ちも埼玉県の彩子にとって、福島県の知識は「桃がおいしい」というイメージぐらい。たまたま降りたというだけの福島で何かを食べて帰ろうと思った彩子は、看板に「円盤餃子」と書かれたお店を発見する。気になって注文する彩子だったが、出された料理を見て仰天。円盤餃子とは、まさしく円盤状に盛り付けられた、およそ1人前とは思えないほど大ボリュームの餃子だったのだ。

「まあ食べないわけにもいかない」と覚悟を決めた彩子だったが、意外なことに餃子は軽い食感で、どんどんと箸が進むことに驚く。高校生ぶりにご飯のおかわりまで頼み、仕事で荒んだ心が癒やされるほどの充実感に浸る彩子。

「新幹線一本でこんな知らない世界に行けるんだ」と気付いた彩子は、帰りの新幹線を待ちながら笑顔で「また来ようっと」とつぶやくのだった。

■自身の体験から描く、“等身大”の福島の魅力
漫画内で描かれたのは、福島県内に4店舗を構える「餃子の照井」。同シリーズは、思いがけないきっかけから福島の魅力に目覚めた彩子が、福島に実在するお店や名所を巡り魅力に触れる内容で、県内外のユーザーから人気を集めている。

作者のふくふくまめさんも他県から福島県に移住した経歴があり、「福島には美味しいものがたくさんあるなあと感じ、食べたものや感じた事を日記のようなノリで漫画にしようと思いました。結婚をきっかけに福島に移住したので、自身の体験をもとに思ったままに描いています」と、本シリーズには自身の体験が反映されていると語る。

漫画に取り上げられるのは、福島では馴染み深いチェーン店や地元で愛される喫茶店をはじめ、温泉などの観光地、はたまたスーパーマーケットまで多岐に渡る。こうした題材やスポット選びは、主にその時食べたいものや、たまたま立ち寄ったお店が基準とのことで、中にはTwitterを通して福島在住のユーザーからおすすめのお店や食べ物をすすめられて足を運ぶこともあるという。

「本当に感じたままを描いています。実際に美味しいものがたくさんあります」と、自身の感じたありのままの福島の良さを等身大に描いているのが魅力的な本作。「大変ありがたいことに、私の漫画がきっかけでお店に行った、お問い合わせがあった、というお声もいただきます」と、読者のみならず、店舗側からも反響を集めている。

読んだら足を運びたくなるような、肩肘張らない福島案内。ふくふくまめさんは、「これからも食べたものを日記代わりに描いていけたら良いなと思います。そんな風に自分が楽しみながらお店の魅力が伝えられたら、それ以上幸せなことはないです」と、そんな本シリーズの今後について教えてくれた。

取材協力:ふくふくまめ(@3v64GDgTx1nDYRT)さん

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