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ジャー炊飯器開発から50年!フラッグシップモデルを発売する三菱電機が開発にかける想い

  • 2022年4月22日
  • Walkerplus

4月19日、三菱電機が「新型炊飯器50周年フラッグシップモデル『NJ-BWD10』本炭釜 紬」の新商品説明会を開催。歴代ジャー炊飯器の展示や説明も行った。

1972年に業界初のジャー炊飯器「NJ-1650形 ふた役さん」を誕生させて以来、業界を先駆けて数々の商品を提案してきた同社。

商品担当者にその歴史を聞くと「昔は保温するだけの炊飯器と、炊く炊飯器が分かれていたんですけど、それを一体化させたのが電子ジャー炊飯器1号の『ふた役さん』。でも、この商品は結構大きなものでしたので、1988年にスマートな『NJ-A』シリーズが発売されました。こちらは、業界初の角形タイプで、ワンプッシュオープンふた、鋳造厚釡が採用されたものです」と説明する。

そして、1991年に「NJ-C10NH」を発売。以後、IH(電磁誘導)タイプが業界の主流に。「機械を制御するニューロ&ファジー制御が搭載され、“始めちょろちょろ、中ぱっぱ”の“かまど炊き”を見倣った炊き方ができるようになりました」と同担当。その頃から、かまど炊きの味を目指し始めたという。

その後、“火力”に対する研究が進み、中身が吹きこぼれないよう、ふたにカートリッジが付くように。「カートリッジは今では当たり前ですが、当時は画期的だったようです」とのことだ。

さらに、音声ガイドの採用(1998年発売の「NJ-HAD」から)や、業界初となるステンレスボディーの「『大沸騰IH』NJ-BE10」などが登場。ステンレスボディーは、そのスタイリッシュさや、プロの使うものに近い雰囲気が受けて人気商品となり、他社でも扱われるようになっていったそうだ。

また、今でも使われている“超音波機能”を業界初で搭載したのも同社(2001年発売の「『一気艶炊』NJ-DV10」から)。超音波振動をお米に伝え、吸水を促進する機能を開発した。

2005年には圧力タイプ(「NJ-PZ10」)を追加し、2006年には大ヒットとなった「本炭釜」(「NJ-WS10」)が登場、2009年には、当時人気カラーだった赤色を使った「蒸気レス」(「NJ-XS10J)が生まれた。ちなみに「本炭釜」は、純度99.9%の炭を削った釜で、“激沸騰”を起こすIHジャー炊飯器だ。

続いて2015年には、羽釜形状の内釜を採用し、かまどの大火力を実現した「本炭釜 KAMADO」(「NJ-AW106」)を、2018年には、大泡を発生させ、お米を押し上げる業界最厚(10ミリメートル)の“泡昇り釜底”を採用した「本炭釜 KAMADO」(「NJ-AW109」)を開発した。

そして、ジャー炊飯器50周年の2022年は、7年ぶりにフルリニューアル。急速沸騰立ち上がりにより、粒立つ“もち×あま”のごはんを実現する「本炭釜 紬」(「NJ-BWD10」)を発売する。

新商品を発売する度に大きな反響を集めてきた同社に、この50周年を振り返ってもらうと「開発への想いは一貫しています。直火の高火力や、かまどのように吹きこぼす、大火力を絶やさない“三菱電機だけの”連続沸騰、あえて圧力は加えずに優しく炊いて旨みを逃さない、という考え方です」とアピール。「あとは、他社にはないオリジナルの技術を出していくという精神。それがあったからこそ、多くの“業界初”を生み出せてきたのだと思います」と胸を張った。

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