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アウトドアショップ探訪/アウトドアと日常生活での愛用品が見つかる道具店「風街道具店」(京都府)

  • 2021年12月17日
  • Walkerplus

キャンプブームの昨今、キャンプを快適に楽しむための多彩なアウトドアギアが登場している。それらのギアを専門的に扱う人気ショップには、オーナーそれぞれの個性が光っている魅力的な店が多い。そんななかから今回は、京都府大山崎町の住宅街にたたずむ「風街道具店」を紹介する。

■日常使いもできるギアを手に取って確かめられる道具店
「風街道具店」は、「キャンプはもちろん、日常でも使えるような、丈夫で、長く飽きのこない道具を扱っています」と店主の米良さんが語る、アウトドアギアと生活雑貨の店。関西エリアだけでなく東海エリアなど遠方からのお客さんも数多く訪れる人気店だ。

もともと会社員としてEC事業に携わっていた米良さんが、独立してスタートさせたネットショップが始まりという同店。そのネットショップでアウトギアを扱い始めたキッカケは、Instagramで見かけたアウトドアギアの数々だったそう。「当時ネット上でしか見れない海外メーカーやガレージブランドのギアがいっぱいあって。ニッチな需要があるかなと思って始めました」と米良さんは語る。

その後、あるアウトドアメーカーの要望から実店舗が必要となり、2018年2月5日にリアル店舗をオープン。2018年10月と2021年9月の移転を経て現在の場所に至っているが、オープン当初から変わっていないのは「Webでしか見られない商品を実際に手に取って確かめられるお店が当時はなかったので、あったらうれしいだろうな」という使う人の目線を大切した米良さんの思いだ。

ガラス張りの入口から覗いた印象以上に広々とした店内には、国内外のさまざまなアウトドアギアが並んでいる。品揃えは多種多彩で「お客さんがドキドキワクワクして楽しんでもらえる、そんな商品を揃えています」と米良さん。もしかしたら、“このギアは、どんな時にどんな風に使うんだろう?”と迷うギアが見つかる可能性もあるが、同店では、使い方やサイズ感、触り心地なども分かるように見やすくディスプレイされているからキャンプ初心者でもご安心を。

■店主がおすすめするキャンプギアを紹介!
●ESSEX INDUSTRIES EIスツール(1万5400円)
ニューヨーク郊外の湖畔でカヌーの部材を専門に制作しているメーカー「ESSEX INDUSTRIES」のスツール。紹介しているのはバズハウスデザインに制作依頼したレザーシートに張り替えたもの。現在販売しているものはシート地が100%コットンのキャンバス地となっている。「シンプルな見た目はもちろん、座り心地も最高にいいので、焚き火の時の椅子としてもおすすめ」と米良さんも絶賛。

●MSR チタンケトル 0.85L(1万560円)
米良さん自身、「キャンプに行く時は必ず持っていく、普段使いしている愛用品」というMSRチタンケトル。シンプルで丈夫な造りが多くのキャンパーや登山者に愛されている名品だ。その名の通り湯を沸かすほか、ポットやマグなど多彩な用途で使用でき、2人分のコーヒーを注ぐ時にもちょうどいい容量。ほかのクッカーやマグとスタッキングしやすい高さ8.8センチ、12センチ径のサイズも嬉しい。

●風街道具店 ROUND POT SACKS(各3520円)
「(上記の)MSRのケトルを入れる袋が欲しい」という米良さんの希望が形になった「風街道具店」オリジナルのROUND POT SACKS。超軽量で強靭な素材として知られるダイニーマを使用しており、耐久性抜群だ。サイズとしては、MSRチタンケトル 0.85Lをはじめ、EVERNEW(エバニュー) チタンマグポット500REDや山のうつわなども収納可能。黄色いコードにはチタンリングが付属している。

●堺包丁 堺キーンナイブス ペティsk8(1万4800円)
“思わず使いたくなる包丁”をモットーに、“おしゃれでかっこよく、しかもよく切れる包丁”を作っているという堺キーンナイブスの、アウトドア使用にちょうどいいサイズのペティナイフ。スケートボードの廃材デッキを合板としてリサイクル利用した柄が大きな特徴で、柄の部分のデザインは1点モノ。店頭で実際に見て選びたいアイテムだ。

●まな板になるお皿 CHOPLATE 220mm(2970円)/174mm(1870円)
大阪の老舗プラスチック成型加工メーカーの技術を生かして作られた、まな板としても使えるお皿。ガラス繊維を配合した特殊な素材を使い、想像以上に軽くて頑丈なので多少ラフに扱っても安心で、厚みがなく薄いため収納の際もかさばらない点が魅力だ。さらには食洗機や電子レンジの使用もOKで、アウトドアはもちろん自宅での使い勝手も抜群!

■店主のこだわりとキャンプスタイル
店のこだわりを尋ねると「“こだわりの道具を扱う、街の道具屋さん”というコンセプトは変わらないけれど、自分自身のこだわりはどんどんなくなってきています」と笑う米良さん。そして、こだわりがなくなってきている理由を続けて語ってくれた。

「自分のこだわりで商品を揃えるのではなく、お客さんが欲しいだろうなというものを考えるようになってきましたね。実際、僕よりも頻繁にキャンプに行っているお客さんも多いので、そんなお客さんの話や考えを聞いて、“次はこんな商品があったらいいかな”って提案するのが楽しいんです」

1人でキャンプに行く時は時間を楽しみ、家族で行く時は子供の成長を感じられるのが楽しいという米良さんだが、最近は「ホンダ CT125・ハンターカブを買ったので、今後はバイクで運べるだけの荷物で今まで以上に身軽に行けるよう考えています」とも。バイクキャンプの際の荷物には、愛用のMSRのケトル以外に、ウルフ&グリズリーの焚き火台やタイムモアのコーヒーグラインダーなどがリストアップされているそう。

■楽しみ方に正解はない。価値が生まれる使い方を提案
「うちは道具店なので、道具は使ってこそ価値があるし、長く使い続けることで愛着もわくと思っています。だから値段が高くても安くても、便利なものもそうじゃないものも、楽しんで使える提案を心掛けています。たくさんのお客さんと接してきて思うのは、楽しみ方に正解はないということ。そして楽しめる力があれば、どんな環境でも、どんな道具でも楽しめると思うんですよね」と米良さん。

「最近は初心者の方や家族連れでいらっしゃる方も増えていて、キャンプだけではなく私のように登山派のお客さんもいます。いろいろな方々にリピートしていただけているので本当に嬉しいですね」と店長の丑嶋さん。

キャンプ初心者から上級者、登山者まで、さまざまなお客さんがリピートしたくなる同店。オンラインショップもあるので詳しくは公式Webサイトもチェックしつつ、リアル店舗で実際にグッズを手に取って、米良さんや丑嶋さんと話をしながらキャンプライフを想像する楽しさを味わってみてほしい。


●風街道具店/ 住所:京都府乙訓郡大山崎町大山崎西高田10-1-B / 電話:075-874-5411 / 時間:12:00~20:00、土日祝10:00~18:00 / 休み:木曜 / URL:https://kazemachi-tools.com/


※2021年12月17日現在の情報です。
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※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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