ラストアイドル(秋元康氏が新たなアイドルグループを誕生させるべく仕掛けた、同名のオーディション番組から生まれたアイドルグループ)の中心メンバーとして、持ち前の明るいキャラクターでファンから愛される西村歩乃果。
4月28日(水)に発売される10枚目シングル『君は何キャラット？』では、初挑戦となったボリウッドダンス(インドの古典舞踊をベースに大人数で踊るダンス。インド映画の代名詞でもある)のパフォーマンス審査とファン投票の結果、初の表題曲センターに抜擢された。
初センターとして挑む“ボリウッドダンス”の指導には、ボリウッドダンサーの関本恵子氏を招聘。振り付けはバブリーダンスの仕掛け人、akane氏が担当する。これまで、シングル発売のたびに殺陣や超高難易度ダンスなどに挑戦してきたラストアイドルは、今回、インドの古典舞踊をベースとしたダンスに挑む。
西村歩乃果に新曲の印象、ボリウッドダンスへの挑戦、衣装のことなどを聞いた。
――初センター、おめでとうございます！ 決まった瞬間は、どんな気持ちでしたか？
【西村歩乃果】やばいよ、やばいよ。やめた方がいいよって思いました(笑)。ただ今回は、ミュージックビデオ(以下：MV)で、私が務めるヒロインの相手役が、せいやさん(霜降り明星：せいや)ということもあって、少しコミカルな曲になるのかなって。私はラストアイドルのなかではバラエティー担当なので、今回の曲を引っ張っていくためにも自分の立ち位置があるのかなと感じました。
――メンバーの皆さんが西村さんの背中を見ていますね。
【西村歩乃果】ミスできないですよね。あ、でもセンターだから、少し間違えても「あれ、西村だけ振り付けが違うのかな」とか思ってもらえるのかも(笑)。まわりで踊るメンバーが、みんなダンスが上手なので、悪目立ちしないように、しっかり踊らなくちゃと緊張しています！
――MVで共演された、せいやさんとの相性はいかがでしたか？
【西村歩乃果】息ぴったりでしたよ。最初から、「せいやさんの隣は、私しかいないッ！」って思っていたので。ちょっとした空き時間にも2人で練習をして、また撮影に戻ってという感じで繰り返して、「せいやさん、すごく真面目！」と感動しました(笑)。
――新曲を、はじめて聞いた時の感想を教えてください。
【西村歩乃果】はじめて聞いた時は、自分たちが歌っているところをあまり想像できなくて、どんな感じになるんだろうって。その後、実際に歌詞や振り付けを入れたら、どんどんかっこよく見えてきました。かっこいいなかにもコミカルな部分があるので、おもしろいことをやっているなぁと。今回の10枚目シングル、新しいな！ と思いました(笑)。
――ダンスはいかがでしょうか。これまでにないダンスのように感じました。
【西村歩乃果】MVのヒロインを決める2回目のオーディションで踊ったダンスが本当に難しくて。1回目がボリウッドダンスの初級編で、2回目が応用編という感じで、とくにターンが難しかったです。これまでは爪先でしていたターンを、かかとでしなければいけないとか、なかなかできないんですよ。下半身がすごいキツいんです。見た目以上に。
本番では、そこにakane先生(今回の新曲を含め、4作連続でラストアイドル表題曲の振付を担当するakane氏。バブリーダンスの仕掛け人)の振り付けが加わって。そのミックスがまた、おもしろいんですけど難しいダンスです。曲中で、ふざけて見えている部分が、実はめちゃくちゃキツいパートだったりするので、簡単そうに見えるかもしれないけど、実は大変なんだということが見る方に伝わってほしいです！
――衣装について聞かせてください。
【西村歩乃果】派手で重たいです！ アクセサリーが頭にも付いていて、イアリングも大きくって… すごく重たい。それと、色使いがメンバーそれぞれ違っていて個性的ですよね。曲も、メンバー全員に歌唱のポイントがあるので、ポジションによらずどこにいても輝ける曲だなと思います。
――最近のコロナ渦での生活について教えてください。
【西村歩乃果】私の場合は、あまり生活は変わらず、むしろ過ごしやすかったかもしれません。本音を言うと、ライブが得意じゃないので(笑)。というか、緊張してしまうんですよね… まだライブを楽しめるところまで到達できていない。でも今回はセンター曲ですし、楽しまなきゃと思っています！
――最後に、ファンに向けてメッセージをお願いします。
【西村歩乃果】この楽曲で、メンバーとも、ファンの皆さんとも、いっぱい盛り上がっていきたいなと思います。センターになった私の、楽しんでいるところをたくさん見てください！
取材＝野木原晃一 文＝千葉由知(ribelo visualworks)
