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「エロくない、主人公がブサイク、引きがない」と編集者にダメ出しされた漫画が、連載を勝ち取ったワケ

  • 2021年2月20日
  • Walkerplus

“死亡フラグクラッシャー”を主役にすえた漫画『○○で死ぬタイプの体育教師』(ゴリ先)シリーズをSNSで発表している酒井大輔(@sakai0129)さん。先日、WEB漫画誌「ヤンマガweb」でゴリ先シリーズの連載がスタートしたことを発表した。「次回への引きがない、エロくない、主人公がブサイク」と漫画編集者にNGを出されていた漫画が、漫画誌で連載を勝ち取った理由とは――。

■連載オファーは「本当にこういうことあるんだ⁉」と、ただただ驚いた

――ヤンマガweb連載開始にあたって、どのような経緯があったのでしょうか。

【酒井大輔】いくつかの出版社様から声をかけて頂き、お話しさせてもらったのですが、結果的に元々担当の編集者さんがいたヤンマガさんにお願いすることになりました。

――連載が決まった際の率直なお気持ちは?

【酒井大輔】噂には聞いていたけど、まさか自分にこういうことが起きるとは思っていなかったので、「本当にこういうことあるんだ⁉」と、ただただ驚きました。というのも、実は1話目でバズったときには特に何も起きず、「まぁそんなサプライズ起きないよな」と2話目を投稿して数日経ってからの連絡だったので(汗)。

――編集者から連絡がきてから連載開始までの期間は?

【酒井大輔】およそ8カ月です。私の、サラリーマンとしての仕事(今は退職しています)のことや、平行して描いている漫画もあったのでお待たせしてしまいました。

――連載開始までの作業で、もっとも苦労した部分は?

【酒井大輔】ヤンマガwebでは、Twitterで描いていた形式のままで連載しますが、「ちゃんとした連載漫画の形式にするべきでは?」とか、「このままでいいんじゃないか?」と悩みました。最終的に、長くした1話目の下描きみたいなものを作りましたが、そんなに面白くなかったので没にしました。なので大きな変更もなくそのまま載っています(笑)。

――では、楽しめた部分は?

【酒井大輔】編集さんとのやり取りが面白かったです。バナーや写植を実際に入れたものを見て「プロの編集さんが関わると、自分の絵でもずいぶんと商業作品っぽくなるなぁ!」と驚きました。

――書籍化も決定しているそうですね。

【酒井大輔】皆さんに買って頂けるよう、よい作品を作れたらと思います。まずは連載が未知の世界なので、1話1話をキチンと更新できるようがんばります!

――SNS漫画から、連載や書籍化につながった最大の要因は?

【酒井大輔】フォロワーさんをはじめ、読んでくれた方々のおかげです。本当にそれが1番だと思います。「次回への引きがない、エロくない、主人公がブサイク」だと色んな編集者さんから言われたNGを集めたような漫画ですから、そもそも連載になると思って描いてなかったですし(笑)。そんな漫画が連載できるようになったのは、SNS漫画を読んでくれた皆さんのおかげだと思います。

取材協力:酒井大輔さん(@sakai0129)

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