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一番好きな「ガンダムの肉弾戦」は?ガンダムEz-8の“腕ハンマー”をネタにした4コマ漫画が話題に

  • 2021年1月30日
  • Walkerplus

ガンダム作品をナナメに読み解く「ガンダムシリーズに関する不正確でいい加減な解説」をツイートし、11.9万人以上のフォロワー(※1月30日現在)がいるガンダムクソ解説bot(@kusokaisetu)さん。先日も、OVA『機動戦士ガンダム第08MS小隊』に登場するガンダムEz-8の名シーン、“腕もぎり”をネタにした4コマ漫画が1万2000いいね、4000リツイートを超える反響を集めていた。そこで今回、ガンダムクソ解説botさんがお気に入りだと語る、Ez-8とグフカスタムによる“血湧き肉躍る肉弾戦”の魅力について話を聞いた。

■常識にとらわれないシローの行動・活躍が『第08MS小隊』の魅力に

――ガンダム作品には、Ez-8とグフカスタムの一騎討ちのような印象的な肉弾戦がたくさんあります。ガンダムクソ解説botさんがオススメする“肉弾戦エピソード”は?

「やはり自分が一押しするのは『第08MS小隊』の第10話「震える山(前編)」でのEz-8がグフカスタムに“腕ハンマー”を叩き込むシーンです。グフカスタムのヒート・ワイヤー攻撃によって行動不能に陥ったEz-8が、機体が回復するなり自らの壊された左腕の肘から下を引きちぎり、その腕でグフカスタムの頭部に殴り掛かる名場面です」

――シローとノリスの戦いは「倍返しだー!」のセリフをはじめ、名シーンの宝庫です。

「“腕ハンマー”は単純に絵面の滅茶苦茶さが面白いシーンなんですが、よくよく考えると咄嗟の行動としての“凄み”に溢れていて、Ez-8のパイロットであるシロー・アマダというキャラクターの魅力が存分に詰め込まれているように感じます」

――とにかく“熱量”がハンパないです!

「普通に考えると『左腕を引きちぎらんでも、接近戦ならビーム・サーベルで斬りかかればよいじゃん』とも思うんですけど、ジオン軍のエースパイロットであるノリス・パッカードが搭乗するグフカスタムと対面して、至近距離でビーム・サーベルを使用する動作を見せれば即座にハチの巣にされていたことでしょう」

――たしかに、この直前にEz-8はマシンガンの弾倉を入れ替えようとした際の駆け引きでグフカスタムに一杯食わされ、行動不能に陥っています。

「更にこのとき、Ez-8は前述の通り左腕が動作不能なので余計に行動の選択肢が少ない…。想像してほしいんですが、対面している対戦相手の機体がおもむろに右手で左腕を掴んだとして、次に何を繰り出してくるかわかりませんよね。未知の飛び道具の予備動作なのか、それともぶちかまし(体当たり)をしてくるのか。まさか腕を力任せに引きちぎって振り回すことで状況を打開しようなどとは、当のシロー以外は思わないでしょう。こういった常識にとらわれないシローの行動・活躍が『第08MS小隊』を今でも人気作に押し上げている一面のように思います」

■奇想天外な“腕ハンマー”が勝負の明暗を分けた?

――ところで、引きちぎった腕をぶん回して効果があるのでしょうか…。

「よくよく考えると、ルナチタニウム製の塊を棍棒代わりに振り回しているので、直撃すると相当の威力があるわけです。実際、シローの有名なセリフ『俺は生きる!生きてアイナと添い遂げる!』に驚いて一瞬の隙ができたグフカスタムは頭部にこの一撃を食らい、頭部ダクトとパイプを損傷してしまいます。これで不覚を取ったノリスは体勢を立て直すため、追い詰めていたEz-8から距離をとる事態となっており、かなり有効な一手だったと思います」

――まさに勝負の明暗を分ける一撃になったわけですね。

「『第08MS小隊』を視聴した方にはわかると思うのですが、量産型ガンタンクと陸戦型ガンダム相手にあの大立ち回りをみせたジオン軍エースパイロット、ノリス・パッカードを相手に一本取ってみせたのは、シローならではの“機転”と“愛の力”と言えるでしょう。そしてこの後のEz-8とグフカスタムの戦いの結末がこれまた劇的なので、未視聴の方は『第08MS小隊』をぜひ視聴してみてください。自分もどうしようもない窮地に陥ったときはこれを参考に、腕を引きちぎり奇声を発して撃退しようと思います(笑)」

――話しを聞いていたら『第08MS小隊』をまた見たくなりました。

「この記事を読んでいるみなさんが一押しするガンダムシリーズの接近戦・肉弾戦はどのシーンでしょうか?ぜひ思い出の作品を振り返ってみてください」

取材協力:ガンダムクソ解説botさん

■Twitter
ガンダムクソ解説bot(@kusokaisetu)
クソ解説チーム職員(@KusoShockIn)
(C)創通・サンライズ

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