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これがレゴだと?ガンダムの母艦「アルビオン」「アーガマ」「ラー・カイラム」を作った“本気の遊び”が凄い

  • 2021年1月3日
  • Walkerplus

“知って得する仕事の話、人生の話”を紹介する「ウォーカービズ」で2020年に公開したものの中から、反響の大きかった記事を発表。

今回は、デンマークで誕生したブロック玩具「レゴ」を使い、OVA『機動戦士ガンダム0083』に登場する地球連邦軍の艦艇「アルビオン」を1/300スケールで製作したPEN2ndさん(@PEN2ndLEGOfan1)のインタビュー記事を紹介する。

■子供のころに満たされなかった“戦艦への欲求”を大人になってから消化している

PEN2ndさんがレゴにはまったきっかけは、数年前のランニングで転倒した際に右手首を骨折し、自宅でこもっているときに子供のころにやっていたレゴを引っ張りだしたのだという。

「そのころに作った、アルビオン(OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する艦艇)が、レゴ製作の原点になっています」と、思い入れの強いレゴ作品を教えてくれた。

では、PEN2ndさんの代名詞となっている「戦艦シリーズ」を製作する理由は何なのだろうか。

「小中学生時代、おもちゃで戦争ごっこをする“ブンドド”という遊びがありまして、当時まだ100円だったガシャポンのガンダムとザクなんかを並べて戦わせていたんです。でも、初期のガシャポンシリーズには戦艦がなかったんです。そんな、“当時の欲求”を大人になってから消化していくような気持ちで、ガシャポンや食玩のモビルスーツに合わせたサイズのレゴ戦艦を作っています」

PEN2ndさんがこれまでに製作したレゴ作品は20点強。40センチ以下の小型/中型作品だと1日から1週間ほどで作ってしまうのだという。そんなレゴ製作の楽しさを聞くと、「手も机も汚れず匂わず、短時間で大きな作品を作れるところ。そしてそれを幅広い趣味の人たちと共有できるところです」と即答。続けて、「レゴという共通点があるだけで世界中の方々とつながることができているのは、レゴというブランドの凄さと楽しさです」と語った。何より、「コロナ禍でレゴと向き合う時間も増え、その魅力を再認識しました」とも。

■「レゴ部屋の件も含め、理解してもらっている家族には感謝しています」

当記事で紹介しているペガサス級強襲揚陸艦「アルビオン」は、カタパルトをはじめ、綿密なギミックに驚かされる。こうしたアイデアは自然と浮かぶものなのか。

「頭の中でゴチャゴチャと考えるよりも、現物を触りながら『お、これイケるんちゃう?』『あっ、強度全然ないわー』と試行錯誤していく方が私には合っているみたいです。PC上で設計できるレゴ専用のアプリもありますし、それを活用している若い人も多いのですが、私は実物を触っているうちに形ができていく感じです」

そう話すPEN2ndさんは、自身の代表作がこの「アルビオン」だと力説する。

「実は、4年前に作った作品のリベンジです。当時できなかった設定色の再現や各種ギミックなど、やりたかったことを詰め込み、ガンダムの食玩『GUNDAM CONVERGE』シリーズのスケールに合わせた自信作になっています」

PEN2ndさんが製作する作品はビッグスケールの大作も多い。製作に関する苦労については「レゴの“強度”」だと強調する。「大きいほど重力の影響が無視できなくなってきて、見た目・ギミックだけを優先するわけにはいかなくなります。これはPC設計だとわかりにくい部分です」と話すPEN2ndさん。さらに「本当のことを言うと“置く場所”問題も大きいです」と苦笑。だからこそ、「レゴ部屋の件も含め、理解してもらっている家族には感謝しています」と笑顔で語った。

取材協力:PEN2nd(@PEN2ndLEGOfan1)

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