“ずんぐりむっくり”としたフォルムと、プレーリードッグによく似た抜群の愛嬌が魅力の「リチャードソンジリス」という動物をご存知だろうか？カナダ南部やアメリカ北部の草原に穴を掘って暮らすリスの一種であり、近年では、希少なペットとして飼育を楽しむファンも増加している。今回は、衝撃的な可愛さで多くのバズツイートを生み出してきた、リチャードソンジリスのハチくん(１歳・♂)について、飼い主さんからさまざまな話を伺った。
――11月13日に投稿した動画付きツイートが12万を超えるいいねを集めるなど、SNSで大きな注目を集めていましたが、これだけの反響を受けてみていかがですか？
「リチャードソンジリスを知っていただけるきっかけとなり、とてもうれしく思います。大勢の方に動画や写真を見ていただいたようで、コメント欄では、「可愛い」や「癒やされる」と言ったお言葉をたくさんいただきました。多くの人とハチくんの可愛い姿を共有することができたと思います」
――リチャードソンジリスは珍しい動物で、まだまだ飼っている人も少ないですよね。ハチくんとはどのようにして出合ったのでしょうか？
「約1年前、思いがけない出合いがありました。ハムスターをお迎えしに、ペットショップを訪れたときです。何気なく店内を回っていると、“ジッ”と私を見つめてる子がいて、それがハチくんでした。始めは、『リチャードソンジリス…？』と、その存在や名前すら知らない状態でしたが、あまりの愛くるしさに一瞬で心奪われてしまいました」
――運命的な出合いがあってハチくんをお迎えしたわけですが、その性格やご自宅での様子はどのような感じですか？
「人懐っこく、“のんびり屋さん”な性格だと思います。初めて会う人にも警戒することなく、自ら近寄って行っては、誰かのひざの上に乗ることもありますね。部屋を散歩しているときは、うれしそうにしっぽを振って走り回ったり、ティッシュなど巣材になりそうな物を自分の巣箱に運び込んだりしています。一番のお気に入りスポットは窓際のようで、毎朝カーテンを開けると、しっぽを振って窓の外を眺めている姿がたまらなく可愛いです」
――数あるキュートな魅力の中でも、特にチャームポイントだと思うのはどんなところですか？
「にんじんを食べて、オレンジ色に染まった口元ですね。ハチくんはにんじんが大好きなのですが、いつも横着な食べ方をしているので、口がオレンジ色になってしまうことがよくあります（笑）。にんじんの果汁で口周りがベタベタになったハチくんの姿を見ると、まるで何か事件が起こったあとのようで毎回驚かされます」
――「ハチ公の僕」というアカウント名から、飼い主さんのハチくんへの溺愛ぶりが伝わってきます。ハチくんと暮らし始めてからの日々はいかがですか？
「悲しいことがあった日や暗い気持ちになっているとき、ハチくんをなでるととても心が落ち着きます。一番幸せだと感じる瞬間は、添い寝をしてくれるときですね。私が横になっていると近づいてきて、隣で寝てくれることがあります。ハチくんの姿に毎日癒やされ、元気づけられているので、お迎えできて本当に良かったなと思っています」
ディズニー映画に出てきそうなマスコット感と、人懐っこいチャーミングな性格で、飼い主さんの毎日に癒やしをもたらしてくれたというハチくん。Twitterをのぞいてみれば、多幸感にあふれた一人と一匹の日常を通して、私たちも元気と癒やしをもらえるはずだ。
取材協力：ハチ公の僕(@hacchi_pucchi33)
