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「着てるTシャツが笑われた…?」4コマ漫画のオチに共感の声、実録漫画を“リアルの3割減”で描くワケ

  • 2020年8月15日
  • Walkerplus

日々、何気なく見過ごしてしまうような“日常の風景”を、独自の視点と感性で漫画化する“4コマ職人”たちがいる。今回紹介するのは、Twitterに投稿する実録4コマがたびたび話題になる残念漫画家・山本アヒル(@AHIRU_7)さん。人生を“切り売り”した実録4コマの制作風景とは?

■4コマの元ネタは、街中でみかける“個性的な人”

――漫画「山本アヒル」シリーズはいつ頃からスタートされましたか?

「2015年くらいからだと思います。日々のできごとを日記のように4コマで描いていこうと思ったのがきっかけです」

――最初、SNSでの反響はいかがでしたか?

「これといって無かった気がします…」

――今では4万以上のフォローがいますし、今回紹介している「Tシャツの実録4コマ」には1.5万いいね!以上の反響がありました。こうした実録系漫画を描くことは多いのですか?

「多くはないですが、おもしろいことがあったら描くようにしています。『山本アヒルの実録4コマ』という単行本も出ていますのでぜひ買って読んでください」

――今回の4コマでは「仮面ライダーキバ」に登場する名護啓介を題材にしています。好きなシリーズなのですか?

「仮面ライダーが好きです。もちろんキバも好きですが、一番好きなのは仮面ライダーBLACK RXです」

――なるほど!アヒルが“753”Tシャツを着ている理由がわかりました!実録漫画を描くにあたって、人間観察をよくしていますか?

「そんな大袈裟ではありませんが…個性的な人がいるとどうしても目がいってしまいますね」

――実録漫画の題材集めで一番役に立っている場所は?

「中野区です。中野区には沢山の“個性的な人”が住んでいるのでネタに事欠かないのです」

■現実で怒りを覚えたできごとも、3割減で笑い話の「ネタ」に昇華

――自身の実体験を漫画にする場合、おもしろい漫画にするためのテクニックはありますか?

「あえて“3割減”で描くことですね。現実をそのまま描くと笑えないことが多いので…。話を“盛る”わけではないから嘘ではないですし」

――なるほど。例えば、現実で怒りを覚えるようなできごとも、3割減で笑い話の「ネタ」にすることで、怒りを笑いに変換するわけですね。では、「Tシャツの実録4コマ」の反響はいかがでしたか?

「私のなかでは当たり前だった753(名護さん)を、「しちごさん」と読む人が沢山いるのだなと教えられました」

――SNSで漫画を発信することのメリットはどのように感じていますか?

「良くも悪くも率直な意見が貰えるところでしょうか」

――今後、新たにチャレンジしたい漫画の題材があれば教えてください!

「今までの人生経験が活かせる漫画が描けたらよいなと思っています」

取材協力:山本アヒル(@AHIRU_7)

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