寒い季節は、温かいお風呂にゆっくりと入って身体の芯から温まる時間が何よりも待ち遠しいですよね。“自分へのご褒美時間”といっても過言ではありません。
ですが、お風呂で身体を温めて汗をかくと、水分が失われます。そのため、それを補うために水分補給をすることが大切です。
健康運動指導士の筆者が、入浴後にNGな飲み物をご紹介します。
お風呂やサウナで温まると汗とともに老廃物を排出しますが、それと同時にミネラル等も一緒に排出されてしまいます。なので、入浴後の水分補給はとても大切です。
「お風呂上がりのビールは最高！」という方も多いと思いますが、入浴後のアルコールは血圧を上昇させやすいため、さけたほうがよいでしょう。
また、アルコールの利尿作用によって水分が身体の外に排出されやすくなるため、水分補給どころか、脱水状態を招く場合があります。入浴によって血行が良くなっているときに脱水状態になると血液がドロドロになり、血行がより促進され高血圧を招く場合もあるので注意が必要です。
「ビールがNGなら、スポーツドリンクはどうかしら？」と思う方も多いでしょう。ですが、スポーツドリンクもお風呂上がりの水分補給にはNGです。
ジュースやスポーツドリンクは糖分や果糖が入っているため、過剰に摂取すると身体に負担となる場合があります。お風呂で汗をかいた後の身体に糖分が多く取り込まれると、血糖値が上がって血液がドロドロになってしまうと考えられるからです。
そして、お風呂で身体の芯まで温めたのにキンキンに冷えた飲み物を飲むと、せっかく温めた身体が冷えてしまいます。なので、冷たすぎる飲み物もなるべくさけたいものです。
入浴後にどんな飲み物を飲んだらよいのでしょうか？ それは、ミネラルウォーターです。できれば、「ナチュラルミネラルウォーター」がおすすめです。
ミネラルウォーターといっても種類がたくさんあります。大きく分けて「軟水」と「硬水」があり、硬水の方がミネラルがたくさん含まれています。
そして、せっかくお風呂で温めた身体を冷やさないように、できれば常温で飲むようにしましょう。
「お風呂上がりのビールは、私の1日のご褒美！」という方は、まずはお風呂上りに常温の水を飲みましょう。ミネラルウォーターだと、なおよいですね。お風呂上がりの身体に水分を補給してから、ビールを飲むよう心がけてみてください。
（フィットネス美トレーナー MIKA）
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