美人大国のロシアで日常的に食べられている「ケフィア」。一見、ヨーグルトと変わらない見た目ですが、実はヨーグルト以上に腸内環境を整える効果が期待でき、美肌作りやダイエットにも大いに活躍するスーパーフードです。
「ロシア人の肌が白く美しいのはケフィアのおかげ」とも聞くほど、女性にとってはうれしいこと尽くしのケフィア。でも、日本人にはあまり馴染みのない印象です。
美容ライターの筆者が、腸活にすぐれた「ケフィアの魅力」についてお伝えします。
ロシアのコーカサス地方が発祥の「ケフィア」は、美容や健康に良い発酵乳として古くからロシア全土で親しまれているスーパーフード。見た目はヨーグルトと大差はないのですが、ヨーグルトは乳酸菌の単独発酵なのに対し、ケフィアは乳酸菌と酵母の両方を発酵させる共生発酵食品です。
また、ヨーグルトよりも多くの種類の乳酸菌を含むため、腸の健康を促進して腸内環境を整える力は、他の乳製品に比べて大きくすぐれているといわれます。
ケフィアに含まれる数多くの乳酸菌＆酵母は、腸内の善玉菌増加に役立ちます。善玉菌が増えると腸内環境が整うことは広く知られていますが、これは腸内にとって有害な悪玉菌の増殖や定着を防いでくれるからと考えられています。
悪玉菌が多い身体は便が溜まりやすく、肌荒れや口臭を招く場合があるともいわれます。ですから、腸内環境を整えることは便秘や肌荒れ対策となり、免疫力アップも期待することができます。
また、ロシアでは便秘気味の時や集中的にダイエットを行い時にもケフィアが用いられるほど、その効果はお墨付きで、最近ではイギリスでも注目を集めているそうです。
ケフィアのもうひとつの魅力は、豊富なビタミンB群を含む点です。「代謝ビタミン」「美肌ビタミン」と呼ばれるB群は、肌や粘膜を正常に保つためや、健康な美髪づくりに欠かせない栄養素です。
ケフィアには「ビタミンB2」「ビタミンB6」「ビタミンB12」などが豊富に含まれるため、肌トラブルや髪のパサつきの改善にもおすすめです。
腸活や美肌作りに欠かせない栄養素を、ふんだんに含む「ケフィア」。
日本でケフィアを摂取しようとすると、「ケフィアグレイン」と呼ばれる種菌と牛乳を混ぜて手作りすることが主流でした。ちょっと手間がかかるため、興味があってもあきらめてしまう人が少なくないようです。
しかし、最近ではケフィアのサプリも販売されており、すでにできあがったケフィアも販売されているので、ヨーグルト感覚で気軽に食べることができます。ケフィアの味は、ヨーグルトよりやや酸味が強いものの、日本人には食べやすいと思います。興味のある方はぜひとり入れてみましょう。
昨年、「マツコの知らない世界」にも登場し話題となったのが、こちらの商品です。ロシア・コーカサス地方の「ケフィア菌」を使い、ケフィアの栄養がそのままとり入れられます。
味はプレーンのヨーグルトと変わりませんが、ハチミツをかけて食べることがおすすめです。ネット通販、もしくは一部のスーパーや健康食品取扱店舗にて購入可能です。
（405g 参考税抜価格443円）
こだわりの製法とケフィア種菌を使い、乳酸菌を殺さずに生きたままサプリメントにしています。内側からすっきりしたい、美容が気になる、体調をキープしたいという方におすすめです。
（30日分 税抜価格1,200円）
ヨーグルトよりも「腸活」が期待できそうなケフィア。近い将来、日本でも大ブームの予感です。
（ヘアライター＆ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子）
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【参考】
※ケフィアとヨーグルトの比較 – 中垣技術士事務所
※ロシアに美人が多い理由 – やずや
※ビタミンB群 – わかさ生活
※タカハシ乳業
※生菌ケフィア – DHC
