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5月は何を食べる?時間を味方に美味しくなる発酵レシピに挑戦!

  • 2023年5月4日
  • tenki.jp

暦上は春が終わり、5月6日には立夏をむかえます。春分と夏至の中間にあたり、5月は気温が上がり日中は初夏の陽気となる一方で、肌寒い夜もありますね。新鮮な野菜や魚を食べて、旬のエネルギーをいただき、元気に過ごしましょう。

本日は、みどりの日とあるように、若葉や新緑を愛でる登山やピクニックが楽しい季節ですね。また、夏野菜の収穫をイメージし、種まきや苗を植えるベストシーズンとも言えます。連休中の方は、時間のかかるお料理や作品作り、あるいは断捨離や冥想、運動やダイエットに取り組む方もいらっしゃるかもしれませんね。
暖かくなり、発酵レシピにも挑戦しやすくなりました。本日は、味噌づくりや麹づくりの基本と5月に食べたい旬食材をチェックしてみましょう!

エネルギー溢れる5月の旬食材たち

【野菜】
○そろそろ5月で旬も終わり、ぜひ食べたい食材!
うど、こごみ、たけのこ、たらのめ、かぶ、ごぼう、しいたけ(春)、やまいも、にら、ふき
○まだまだこれからも美味しい、手ごろに楽しめる食材
あしたば、キャベツ、クレソン、ルッコラ、レタス、アスパラガス、きくらげ、グリーンピース、さやえんどう、さんしょう、ぜんまい、そらまめ、じゃがいも、にんにく、のびる、じゅんさい

【果物】
あまなつ、いちご、キウイ(国産は冬から春、ニュージーランド産は春から初夏)、グループフルーツ、なつみかん、マンゴー(タイは3〜5月、国産は6〜8月)、メロン

桜の開花が早かった分、サクランボも早く出荷されるでしょうか?びわもちらほらみかけるようになりました。

【魚介類】
あじ、いさき、かつお、きびなご、さわら、シラス、めばる、あおりいか、こういか、うに、毛ガニ、さざえ、とりがい、ほたるいか、まだこ、もずく、わかめ、しゃこ

【そのほか】
お茶、はちみつ

<参照>旬の食材カレンダー


もみもみふみふみ手作りお味噌づくりに挑戦!

味噌づくりは本来、寒仕込みと言って、昔は水が澄んでいる冬に仕込まれていました。特に立春までの寒の季節に仕込み、ゆっくりと発酵させるとお味噌の色が濃くなり、うま味がでると言われています。手作りのお味噌は、加温して熟成を早める市販のお味噌よりもゆっくり熟成させるため味わいのあるお味噌となるそうです。お豆をつぶしたり、味噌玉を作ったり、良い思い出にもなりそうですね。一度はためしてみていただきたいです!

現在は、水道によって衛生的な水が手に入りますので、3〜5月の仕込みは寒仕込みより、熟成期間が短く色がきれいであり、旨味もあるお味噌になります。5月中に仕込むと、今年の10〜11月頃から食べ始めることができます。

容器選びや材料選びも楽しいものです。初めての方は、ファスナー式ビニール袋で少量から始めてもいいですね!
基本のお味噌は大豆と米麹で作りますが、ひよこ豆だと熟成期間が早く甘めのお味噌が出来上がります。

<手作り味噌づくりの工程表>
(1) 容器を入手する(味噌甕やタッパー、ファスナー式袋)
(2) 材料を入手する(大豆やひよこ豆、米麹、塩)
(3) 大豆を洗う(丁寧に4〜5回)
(4) 3倍の重さの水に大豆をつける(約18時間)
※しっかり浸水させるとふっくら美味しくできますよ。
(5) 大豆を煮る(約3時間)
(6) 豆と煮汁を分ける
(7) 大豆を水につけ、適温となったら、水をきり、暖かいうちにつぶす(フードプロセッサーでペースト状にするほかに、ファスナー式袋にいれて、足でふみふみする、ワインボトルなどでつぶすなどお好みで)
(8) 米麹、塩きり麹を作る
(9) 8の塩きり麹と7のつぶした大豆を混ぜ合わせる
(10) 容器に入れる場合は、おにぎりくらいの団子にして「味噌玉」を作り、投げつける(空気をぬいてつめるため)
(11) 表面をへらやナイフで平らにし、ラップをして重しをする(ラップの代わりに酒粕を敷く方法もあります。少量であればファスナー式袋で、空気をぬいて重しなしで熟成させることもできます)

寒仕込みの場合は10か月程度、5月くらいまでに仕込む場合は6〜7か月程度で熟成できるそうです。

ご家族や親しい人と挑戦してみませんか!?
<参照>
・マルカワみそ直伝 手作りみその作り方[イラスト編](出来上がり約6kg)
・マルコメ 味噌を手作りしてみよう(出来上がり約1.3kg)
・味噌作りのベストな時期はいつ?味噌のプロが徹底解説!! 越前有機味噌蔵 マルカワみそ

味噌づくり 童心にかえって楽しんで!
味噌づくり 童心にかえって楽しんで!

発酵によい季節がやってきた!塩麹づくりに挑戦!

味噌づくりに使う米麹があまったら、塩麹や甘麹(甘酒)を作ることもできます。
簡単に、お塩と米麹を混ぜて、お水をいれて、毎日かき混ぜて1週間。
甘酒は、塩をいれず、麹と水を混ぜて、毎日かき混ぜて待つだけ。残りご飯をお粥にして、無限に発酵させ甘麹を楽しんでいる方もいらっしゃいます。
米のつぶつぶが気になるなら、ハンドミキサーなどで、滑らかにしていただくとよいですね。
1週間待つのが、難しい方は、ヨーグルトメーカーや炊飯器を使ったレシピもネットで検索するとたくさんでてきますよ。温度管理に気をつけて!

さらに、種となる麹菌をとりよせて、お米から炊飯器で米麹を作る方法もあります。発酵の世界は奥深いですね!


【塩麹のレシピ】
野菜や肉、魚介類の重量に対して約 7〜10 %の塩麹を使用するのが一般的です。お好みの%を覚えておくと便利ですね!

・鶏ハムに。1晩漬け込んだ鶏肉をラップでロールし、お湯に3時間つけ低温調理します。
・唐揚げの下味に。片栗粉や米粉を使って、かりっとさっぱりとした味に仕上がります。
・野菜の塩麹漬けに。野菜のうまみが引き出されます。
・鮭や豚肉の漬け焼きに。漬け込まなくてもお塩の代わりになります。

<塩麹の作り方>
【塩麹のレシピ】専門家が作り方から保存方法まで徹底解説 | ほほえみごはん-冷凍で食を豊かに-|ニチレイフーズ

<米麹の作り方>
米麹(米こうじ)の作り方 かわしま屋

三五八漬け(福島の郷土料理)
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5月も健やかにお過ごしください!

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