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関東甲信 梅雨入り直後 あす朝にかけて激しい雨 週明けは台風3号の間接的な影響も

  • 2023年6月8日
  • tenki.jp

関東甲信は、梅雨入り直後の大雨に注意、警戒を。あす9日(金)朝にかけては、局地的に激しい雨。12日(月)〜13日(火)は台風3号の間接的な影響を受けそう。最新の情報を確認してください。

あす朝にかけて 局地的に激しい雨

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きょう8日(木)、関東甲信地方は梅雨入り(※)して、本格的な雨の季節を迎えました。あす9日(金)の朝にかけては、関東付近を低気圧が進むため、沿岸部を中心に発達した雨雲がかかるでしょう。梅雨入り早々、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒が必要です。先週2日(金)頃の記録的な大雨の影響で、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まりやすい地域があります。早めに安全な場所へ移動するなど、心がけてください。

関東甲信では、今夜から広く雨が降りだすでしょう。あす9日(金)未明から朝にかけては、1時間に40ミリの激しい雨の降る所がありそうです。バケツをひっくり返したような雨の降り方で、落雷や竜巻などの激しい突風、ヒョウにもご注意ください。また風が強まるため、沿岸部を中心に横なぐりの雨になる所もあるでしょう。朝の通勤通学時は交通機関に影響が出るおそれもあるため、時間に余裕を持ってお出かけください。

予想降水量は、あす9日(金)午後6時までの24時間に多い所で、関東南部・甲信・伊豆諸島で150ミリ、関東北部で90ミリとなっています。

※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。梅雨入りの発表は速報値です。秋に再検討され、見直されることがあります。

台風3号 週明けに影響も

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来週のはじめにかけても関東甲信は断続的に雨が降りますが、台風3号の動向に注意が必要です。

台風3号は、きょう8日(木)午後3時現在、フィリピンの東にあって、1時間に15キロの速さで北西に進んでいます。このあと発達しながら北上し、あす9日(金)には「強い」勢力に発達する予想です。11日(日)は進路を東よりに変えて、12日(月)から13日(火)にかけては、日本の南を北東に進むとみられます。

台風3号は関東甲信から離れた所を通過する予想で、直接的な影響を受ける可能性は少ないです。ただ、本州の南岸に停滞する梅雨前線に向かって、台風周辺から暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になるでしょう。12日(月)〜13日(火)にかけては、関東甲信でも大雨になるおそれがあります。台風の進路予想にはまだ幅がありますので、こまめに最新の情報を確認してください。

大雨の備え

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大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。

② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。

③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

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