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台風2号や前線の影響で記録的な雨 四国〜関東で土砂災害警戒情報 命を守る行動を

  • 2023年6月2日
  • tenki.jp

台風2号や活動が活発な前線の影響で、広く雨が降り続いています。四国から関東甲信では、土砂災害警戒情報が発表されている地域もあります。命を守る行動をとって下さい。

記録的な雨 土砂災害警戒情報が発表されている地域も

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きょう2日は、台風2号が奄美付近を進み、本州付近に停滞する前線の活動が活発になりました。
九州から東北にかけて、広く雨が降り、記録的な大雨になった所もありました。午後7時までの12時間降水量の日最大値は、高知県土佐清水市で358.5ミリ、愛知県田原市で281.5ミリを観測、いずれも統計開始以来、年間を通して1位の値を観測しました(統計開始は、土佐清水市2005年、田原市1976年)。

これまでに降った大雨で、地盤の緩んでいる所があります。
四国から関東甲信では、土砂災害警戒情報が発表されている地域もあります。警戒対象地域では、土砂災害の危険度が高まっており、避難が必要になる危険な状態になっています。

あす3日にかけて、台風2号は日本の南を進み、前線は本州を南下するでしょう。
四国や近畿では夜にかけて、東海や関東甲信ではあす3日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に、厳重な警戒が必要です。

土砂災害に警戒 建物の2階以上に移る選択肢も

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土砂災害警戒情報が発表されている地域では、崖の近くなど土砂災害の発生しやすい地域にお住いの方は、早めの避難を心がけるとともに、市町村から発表される避難指示などの情報に注意して下さい。

すでに雨が強まっているなど、どうしても避難所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移って下さい。

万が一、土石流が発生した場合は、土砂の流れる方向に対して直角に、できるだけ高い所へ避難することが、命を守ることにつながります。

これから急激に水位が上がる河川も

和歌山県や岐阜県で河川の氾濫も発生しています。
山で降った大雨により、これから平野部の河川で、急激に水位が上がることもあり得ます。増水した川を見に行ったり、危険な場所には近づかないで下さい。

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