高知県や徳島県付近には線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。このあと昼過ぎまで非常に激しい雨や猛烈な雨が降るでしょう。土砂災害、浸水害、洪水の危険度が高い状態が続く見込みです。
大型の台風2号が九州の南の海上を東北東へ進んでおり、今夜2日(金)夜には四国の南へ進む見込みです。四国地方は今夜にかけて、西日本付近にのびる梅雨前線に向かって、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、雨が降るでしょう。特に、昼過ぎにかけては暖かく湿った空気が四国山地による地形性上昇により発達しやすく、線状降水帯による非常に激しい雨や、猛烈な雨が降りやすい状態が続く見込みです。
四国地方は太平洋側を中心に2日(金)11時20分までの6時間降水量が100ミリを超える大雨となり、線状降水帯のかかった地域では200ミリを超えるような過去にない大雨となっています。
高知県では6時間降水量が
土佐清水 291.0ミリ(10:20まで)観測史上最大
南国市南国日章 139.5ミリ(11:10まで)6月の観測史上最大
四万十市中村 214.0ミリ(10:40まで)6月の観測史上最大
徳島県では
海部郡海陽町海陽 152.5ミリ(11:10)6月の観測史上最大
大雨により土砂災害の危険度が高まっています。このあとも土砂災害だけでなく、河川の氾濫や浸水に警戒が必要です。
また、今夜には雨の降り方は弱まってきますが、地盤の緩んだ状態や河川の増水した状態が続く見込みです。引き続き警戒してください。
