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北陸 6月早々福井を中心に大雨か 台風2号の動向は?

  • 2023年5月31日
  • tenki.jp

6月1日(木)夜から前線が再び北上するでしょう。前線に向かって台風2号周辺の暖かく湿った空気が入り、前線の活動が活発となるでしょう。今回の大雨は太平洋側が中心となりますが、2日(金)にかけて北陸地方も西部を中心に強い雨雲が広がり、福井を中心に大雨となるおそれがあります。

6月1日(木)夜には強い雨雲がかかり始め、2日(金)にかけて福井を中心に大雨に

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6月1日(木)は、高気圧の中心が東へ遠ざかり、前線が次第に北上してくるでしょう。また、沖縄付近を進む台風2号周辺の暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込むため、前線の活動が活発となるでしょう。

北陸地方では、1日(木)の夜には福井の嶺南を中心に強い雨雲が広がる所があり、その後、2日(金)にかけて、前線に近い福井では強い雨雲がかかり続けるため、大雨となるおそれがあります。石川、富山、新潟の上・中越の山沿いでも2日(金)の日中を中心に雨脚の強まる時間帯があり、山間部を中心に総雨量が多くなるおそれがあります。

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに注意・警戒が必要です。なお、3日(土)には前線が南へ下がり、次第に雨が止んできますが、2日(金)までに降った雨で地盤が緩んでいるため、3日(土)まで土砂災害に注意・警戒が必要です。

また、今回は太平洋側を中心とした大雨になります。富山では大きな河川の水源が岐阜県側にあるものがあり、平地でそれほどの雨量になっていなくても河川の水位が急激に上昇することが考えられます。むやみに河川に近づくことのないようにしましょう。

台風2号は本州の南海上を進み、現段階では北陸地方への直接の影響はない

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台風2号は、このあと、2日(金)にかけて、沖縄付近を北上し、3日(土)〜4日(日)にかけて、本州の南の海上を進むでしょう。この頃になると、台風が海面水温の比較的低い海域を通るため、現在より勢力が衰えることや、3日(土)以降は、前線が再び本州の南海上へ下がることなどから、現段階では北陸地方へ台風本体での直接の影響はない見込みです。

ただ、台風の進むスピードで予測モデルにバラつきがあります。最新の台風情報を常に確認するようにしてください。

雨の季節間近 できることから早めの対策を

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北陸地方では6月早々に大雨となるおそれがありますが、梅雨の時期も近づいています。今年はエルニーニョ現象が発生する見込みとのことで、盛夏期にかけても梅雨明けの遅れや湿った空気の影響での局地的な雷雨など、大雨の発生するリスクは例年より高いと言えそうです。

大雨に対する備えをできることから始めていきましょう。
まずは、市役所やHPなどから、最新のハザードマップを準備し、避難場所と避難経路を、それぞれ複数確認しましょう。また、特段の理由がない限りは徒歩での避難を想定しましょう。車での避難は渋滞や立ち往生の発生で、かえって避難が遅れるだけでなく、復旧作業の際の障害となります。

非常用品の準備もしておきましょう。懐中電灯の球切れや食品の賞味期限切れ等にも要注意。「いざとなったときに使えるか」も確認し、足りないものがあれば買い出しを行いましょう。携帯・スマホの充電器は最近はUSB形式のものが多くなっていますが、災害時は停電が起きるリスクもありますので、乾電池式等のものをお勧めします。

家の周りでは、側溝などの掃除をしておきましょう。側溝が詰まっていると大雨時に排水が追い付かず、浸水してしまうおそれがあります。

また、台風や前線の位置などは、予測が変わる場合も多くなっていますので、常に最新の気象情報を確認するようにして下さい。

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