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今夜にも宮古島が台風2号の暴風域に 暴風・高波に厳重警戒 不要不急の外出を控えて

  • 2023年5月31日
  • tenki.jp

午前9時現在、大型で強い台風2号が、沖縄の南をゆっくり北上中。あす1日には強い勢力を維持したまま、宮古島に接近し、2日は沖縄本島に接近する見込み。先島諸島は今夜には暴風域に入り、暴風警報が発表される可能性が高くなっています。沖縄では、暴風や高波に厳重警戒を。

台風2号 あす1日「強い」勢力で宮古島地方に接近

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午前9時現在、大型で強い台風2号が、沖縄の南をゆっくり北上中です。
あす1日には強い勢力を維持したまま、宮古島地方に接近する見込みです。

先島諸島を中心に風が強まっていて、正午までの最大瞬間風速は、新石垣空港で25.7メートル(11:33)、波照間島で24.0メートル(10:18)、石垣島で23.1メートル(11:48)を観測しました。時折、雨が強まり、傘を差しにくいような突風が吹いています。

今夜遅くには、宮古島地方の一部が風速25メートル以上の暴風域に入り、先島諸島は、今夜には暴風警報が発表される可能性が高くなっています。
飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転するおそれもある猛烈な風が吹く見込みです。不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。

宮古島地方に接近後、進路を次第に東よりに変えながら、2日には沖縄本島にかなり接近する見込みです。
その後、勢力を弱めながら日本の南か太平洋の沿岸を進むでしょう。まだ予報円が大きく、進路が定まっていないため、今後の情報に注意が必要です。

本州付近には梅雨前線が停滞しているために、進路によっては雨量がかなり増える恐れがあります。台風から離れた場所でも大雨に注意、警戒が必要です。

波浪警報発表中 警報級の高波続く

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すでに沖縄の沿岸の海域はうねりを伴い、先島諸島では大しけ(6メートル以上)、沖縄本島地方と大東島地方ではしけています。
きょう31日午前11時現在、八重山地方、宮古島地方には、波浪警報が発表中です。
このあと夕方には、沖縄本島地方にも波浪警報が発表される可能性が高くなっています。

台風の速度が遅いために、警報級の高波が長く続く見込みです。沖縄地方では、海上海岸付近には危険ですので、絶対に近づかないでください。
奄美地方もあす1日から大しけとなる予想ですので、危険な行動をとらないようにしてください。

また、台風から離れた太平洋沿岸でも、台風からのうねりが入り、急に波が高まることがありますので、海岸付近は注意が必要です。

<暴風・高波>
沖縄本島地方では31日は次第に大しけとなり、あす1日は沖縄本島地方と先島諸島では猛烈にしけ、大東島地方でも大しけとなる見込みです。また、奄美地方ではあす1日から高波に警戒してください。

31日に予想される波の高さ(うねりを伴い)
沖縄地方 8メートル
奄美地方 4メートル
6月1日に予想される波の高さ(うねりを伴い)
沖縄地方 9メートル
奄美地方 8メートル

31日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
沖縄地方 20メートル(30メートル)
6月1日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
沖縄地方 30メートル(45メートル)
奄美地方 23メートル(35メートル)

猛烈な風って どんな風?

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猛烈な風とは、平均風速が30m/s以上の風を表しています。時速だと、およそ110km以上で、特急電車並みの速さです。このような猛烈な風が吹くと、走行中のトラックが横転したり、多くの樹木が倒れたりする恐れがあります。電柱や街灯で倒れるものや、ブロック塀や住家が倒壊するものがでる可能性もあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)

屋外での行動は極めて危険ですので、猛烈な風が吹くと予想される場合は、不要不急の外出は控えるようにしてください。

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