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2023年梅雨入り予想 2日金曜は関東甲信や北陸で梅雨入りか 前線活発 大雨警戒

  • 2023年5月30日
  • tenki.jp

きのう29日は、九州北部、四国、中国、近畿、東海で一斉に梅雨入りの発表があったのに続き、きょう30日は九州南部で梅雨入りが発表。梅雨前線が北上する2日金曜には、関東甲信や北陸も梅雨入りの発表がありそうです。梅雨入り早々、前線の活動が活発化し、大雨に警戒。

きょう30日火曜 九州南部で梅雨入り 平年並みで昨年より11日早い

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きのう29日月曜は、九州北部、四国、中国、近畿、東海で一斉に梅雨入りの発表がありました。九州北部や四国、中国、近畿、東海は平年に比べて、1週間程度早い梅雨入りとなり、東海と近畿では5月に梅雨に入るのは、10年ぶりとなりました。

きょう30日火曜は、梅雨前線が南下して、九州南部でも梅雨入りが発表されました。平年並みで昨年よりも、11日早い梅雨入りとなりました。今年も長雨の季節に入りました。

※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、この梅雨入りの発表は速報値です。秋に再検討され、見直されることがあります。

6月2日金曜 前線北上 関東甲信と北陸で梅雨入りか

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この先の週間天気図を見ると、あす31日水曜はいったん梅雨前線が南下しますが、6月1日木曜は再び西から前線が北上する見込みです。
2日金曜は、梅雨前線が東日本にもかかり、九州から関東、北陸の広い範囲に湿った空気が流れ込むでしょう。まだ梅雨に入っていない関東甲信や北陸では、このタイミングで梅雨入りの発表がありそうです。

その後はしばらく、梅雨前線が西日本から東日本に停滞しやすくなるため、大雨のおそれが高まります。梅雨入り早々に大雨となるおそれがあるため、あす31日水曜、6月1日木曜のうちに、大雨や湿気の対策を考えるなど、備えを行ってください。

※台風も「低」として、表記しています。

前線停滞・湿った空気 梅雨入り早々に大雨の恐れ

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上の図は、関東甲信と北陸の梅雨入りが予想されている、2日金曜正午の雨と風の予想です。
梅雨前線に伴う帯状の雨雲が、九州から東北南部を中心にかかり、前線付近で雨雲が発達する見通しです。台風2号周辺の湿った空気が流れ込んで、前線の活動が活発化するためです。

2日金曜以降は、梅雨前線があまり動かず、同じような場所に停滞する可能性もあり、活発な雨雲が同じような場所にとどまる恐れがあります。
梅雨入り早々に、広い範囲でまとまった雨が降り、局地的には大雨となるでしょう。

また、台風2号は、きょう午後3時時点で、沖縄の南で「ほとんど停滞」となっていますが、今後も動きが遅い状態が続くほど、一段と大雨のリスクが高まりそうです。

いよいよ雨のシーズンが到来。自宅付近や職場や学校に向かう途中など、大雨になったら危険な場所はどこかを把握し、安全にお過ごしください。備蓄品も多めに揃えておくなど、非常用品も見直しておきましょう。

大雨の備え

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大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。

②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。

③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。

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