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東北 気温上昇中 すでに30℃に達した地点も あす(木)は福島で35℃の猛暑日に

  • 2023年5月17日
  • tenki.jp

きょう(水)の東北地方は季節外れの暑さとなっており、午前11時30分現在、すでに30℃に達した所があります。午後も気温が上がり、南部を中心に最高気温が30℃以上の真夏日となる所が多いでしょう。また、あす(木)はさらに気温が上昇し、福島市では35℃の猛暑日となる予想です。熱中症など体調管理に注意・警戒して下さい。

きょう(水) 午前中から気温上昇 東北南部を中心に30℃以上の真夏日に

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きょう(水)の日本付近は南の海上に中心をもつ高気圧に覆われています。上空にはこの時期としては非常に暖かい空気が流れ込んでおり、また、地上付近では日差しがたっぷり降り注いでいるため、午前中から気温が上がっています。午前11時30分までの最高気温は、福島県伊達市梁川と福島県二本松市で30.1℃、福島市で29.8℃、山形県鶴岡市で29.6℃となっています。
きょう(水)の予想最高気温は岩手県大船渡市や山形市、福島県会津若松市で30℃、仙台市で31℃、福島市で33℃まで上がる見込みです。今年初の真夏日となる所も多く、各地で厳しい暑さとなりそうです。

あす(木) 体に堪える危険な暑さに 福島市では35℃の猛暑日予想

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あす(木)はきょう(水)よりもさらに気温が上がります。朝から気温は高めで、通勤・通学の時間帯はすでに20℃を超えている所が多いでしょう。日中は日差しとともに気温はさらに上昇します。太平洋側を中心に広い範囲で30℃以上の真夏日となりそうです。また、福島市ではフェーン現象などの影響もあり、35℃の猛暑日となる予想です。ちなみに福島市では、5月に35℃以上を観測した日は過去に3回しかありません。5月としては記録的な暑さとなる可能性もあり、体に堪える危険な暑さとなるでしょう。
体がまだ暑さになれていない時期でもあるため、こまめな水分補給や汗を大量にかいたら塩分補給も忘れずに行いましょう。また、室内でも熱中症にかかるリスクはあります。エアコンや扇風機など上手く活用して、適度な室温を保ちながら過ごすように下さい。

※フェーン現象とは、空気が山を越えて下降してくるときに、風下側の山麓(さんろく)の方で気温が高くなる現象です。

あると便利 熱中症対策グッズ

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熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。

① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

(熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。)

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