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西日本は熱中症注意 昼前から25℃超え続出 暑さに体を慣らす効果的な方法とは?

  • 2023年5月12日
  • tenki.jp

きょう12日(金)も、西日本を中心に最高気温25℃以上の夏日続出。すでに、九州などでは昼前から所々で夏日となっています。暑さに体がまだ慣れていないため熱中症に注意。暑さに体を慣らす「暑熱順化」、効果的な方法とは?

西日本は夏日続出 熱中症に注意

きょう12日(金)も、西日本を中心に夏日続出となりそうです。すでに昼前から九州や中国・四国では、所々で最高気温25℃以上の夏日となっていて、大分県日田市や熊本県天草市本渡、愛媛県大洲市などでは、最高気温が27℃を超えました。

このあと、更に気温は上がり、大分県日田市28℃、山口県萩市・福岡県久留米市27℃、熊本市・大阪市、京都市26℃など、福岡市・高知市・松山市・広島市25℃など、九州〜近畿の約5割で夏日予想となっています。

空気は比較的乾いていますが、九州などでは午後は湿度がアップしてくる見込みです。

きのう11日(木)は、熊本市で最高気温28.2℃(6月中旬並み)と、真夏日に迫る暑さとなり、中学生が熱中症とみられる症状で搬送されました。

まだ、体が暑さに慣れていないため、こまめに休憩や水分をとり熱中症に注意しましょう。

「暑熱順化」とは

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暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。暑さに慣れていないと熱中症になる危険性が高まります。暑くなる前から暑熱順化をして、熱中症になりにくい体づくりをしましょう。

5月でも最高気温が25℃以上の夏日や、30℃以上の真夏日となることがあります。この時期は体が暑さに慣れていないため、気温が高くなる日の活動は、屋外でも室内でも体調に注意しましょう。

めまいや顔のほてり、体のだるさや吐き気、筋肉痛や筋肉のけいれんなどの熱中症が疑われる場合は、涼しい場所に移動し、体を冷やして、水分や塩分を補給しましょう。症状が良くならない場合は、医療機関を受診しましょう。

体を暑さに慣れさせる暑熱順化には、気温が上がり熱中症の危険が高まる前に無理のない範囲で汗をかくことが大切です。日常生活の運動や入浴で、汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。

暑熱順化前線

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暑熱順化前線は、各地域で暑熱順化が必要なタイミングの目安をお知らせするものです。

暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。「熱中症ゼロへ 暑熱順化前線」に示した時期から暑熱順化をするための対策を行うことで、暑くなる前に体を暑さに慣れさせ、熱中症になりにくい体を作ることにつながります。

日常生活の中では、運動や入浴以外でも、帰り道に1駅分歩いたり、少し遠くまで徒歩や自転車で買い物に行ったり、普段はエスカレーターやエレベーターを使うところを階段で上り下りしたり、身近な方法で軽く汗をかくことができます。無理せず、生活の中に取り入れてみてください。

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